車中泊プチ遠征2日目は、福島県天栄村で開催される二岐山の山開きに18年振り2度目の参加。
1度目は2007年5月13日開催の時で、登山初心者だった頃に勤務先の山仲間であるM村さんと一緒だった。
当時は2人で福島県各地の開山祭荒らしを・・・いえいえ、真面目に参加していました。
写真も少し残っているが、SNSを始める前で詳細な記録が無く、内容も断片的に覚えているだけ。
今回は18年の時を超えて、その思い出を巡る山旅となった。
自分より年上でツアーガイドの経験もある山のベテランM村さん、元気でやってるかな?
🟦二岐山(ふたまたやま)は奥羽山脈の南部に位置し、福島県天栄村と下郷町とにまたがる第四紀火山である。
🟦男岳(1544m)と女岳(1504m)からなる美しい双耳峰で、山中にはブナとアスナロの原生林が残る。
🟦日本三百名山、うつくしま百名山に選定されている他、縁結びの山とも言われている。
那須の三本槍岳や裏那須からもそれと分かる特徴的な山容が目立つ。
●集合場所➪二岐温泉旧ブナ山荘前。
●受付開始➪午前7時~。 余裕を持って約30分前に到着したけど、既に100人くらい並んでいた💦

翌日の地域紙ニュースによると、県内外から約350名が集まったらしい。 田代山や帝釈山と比べても劣らぬ人気じゃね?

受付でピンバッジなどの記念品をGETしてスタート。

標高800mの二岐温泉から村道御鍋線を経由して、登山口までは約1時間強の林道歩き🥾

花は殆ど期待できない二岐山界隈だけど、足元を見ながら歩いているとそれなりの発見がある。 🌼ギンラン。

尚、今回はハードな山歩きになるのが予想されるので一眼レフでなくコンデジを持参。 久しぶりに使用したら設定が変わっていて失敗写真の量産。 登山の後半に気付いたけど、時すでに遅し!ってやつでした😅
二岐山周辺案内図。 今日のコースは御鍋神社口から男岳~女岳~風力発電登山口の時計回りとなる。
距離10.5㎞、タイム4時間30分。

スタートから1時間05分、漸く登山口に到着。 あっ、途中で寄ろうと思っていた御鍋神社⛩️を通り過ぎちゃった💦 ま、いいか・・・😅

登山道は会津の山あるあるで、のっけから容赦ない急登が続く。 しかも記憶以上の急勾配ではあ~りませんか! 後ろから迫り来る登山者に遠慮なく前を譲る。

なるほど、八丁坂なのね~💦

それでもブナとアスナロの深い原生林を歩くのは格別な思い。

緑🌳のトンネルの中、木々の間から差し込む光が柔らかくて、まるで森に包まれている様な感覚になる。

人一倍汗っかきなのにそれ程汗だくにならないのは、曇天だから?と言う理由だけでは無さそうだ。

降り注ぐグリーンシャワーと吹き抜ける風が超気持ちいい🎐 こんな素敵な場所を歩いていれば、例え花が無くても十分に楽しめるぜ。

やがて勾配が緩やかになり平坦に。

ブナ平・・・そうそう、この辺りは何となく覚えているよ。

ホッ😮💨としたのも束の間。 男岳坂から山頂までは、更なる強烈な急登が待っていた。

ほぼ垂直に見える急斜面を四つん這いで登る箇所もあった💦 そんな訳で、山頂を目前にして足が止まる事数回。

スタートから2時間20分、漸く18年振り2度目の二岐山(男岳)山頂に到着🙌 山頂標識の前で撮ったM村さんとのツーショット写真も残っている。

二等三角点「二岐山」。 思っていたよりも狭い山頂は大賑わい。

でも山頂からの360度の大パノラマ⛰️は素晴らしかった! 鋭鋒・甲子旭岳の後方に三本槍岳などの表那須。 その右側に三倉山など裏那須の峰々。

麓に見える風力発電の風車と後方は大戸岳だろうか? 一つ残念なのは曇天で遠望が得られず、ゼブラ模様の会津駒ヶ岳や飯豊連峰が見えなかった事。

眺めの良い山頂でゆっくりしたかったが、座る場所も無いので休まずに女岳へ行く。 その稜線にはやっとお花たちが登場。 ゴゼンタチバナ。

二岐山は花のイメージが無かったけど、シャクナゲの群生地で有名らしい。

ムラサキヤシオも奇麗~✨

タムシバ、オオカメノキなどの白い花。 花は期待していなかっただけに、これだけ見られれば十分だろう😉

明るく雰囲気の良いブナ林を通過。

笹平を過ぎると女岳山頂への急登が始まる。

その女岳山頂は眺望が無く、通過点の様な所だった。 男岳では殆ど休まなかったので、こちらで早めのランチ休憩🍙🍵

下山を始めると、平成元年・山頂結婚式の記念樹(あすなろ)があるスポットに到着。 こんなところが縁結び💞の山と言われる由縁なんだね。

さあ、いよいよ地獄坂からの急降下が始まるよ😨

でも安心してください。 要所要所にトラロープが設置されていました。 それにしても、こんなに急だったかな~?

やれやれ、この標識(女岳坂)に辿り着けば一先ず安心😮💨 後は緩やかに下りるだけ。

二岐明神の鳥居⛩️を過ぎると登山道は終了。

風力発電登山口に無事着地。 その後は村道二岐岩山線を約35分歩いてゴールへ。 18年の時を超えて再訪した二岐山・・・漸く当時の記憶が繋がりました。

山開き参加の記念品はピンバッジとオリジナルカラビナ。 二岐温泉入浴券(300円)は帰りの運転が眠くなるのでキャンセルしました。

2日続けてのガッツリ登山は流石にしんどい。
帰ってゆっくり休もう。