霧氷を目当てに初冬の鶏頂山は何度か登っているが、1月中旬以降の厳冬期は今回が初めてだ。
冬季は日塩もみじライン沿いの西口登山口🅿が除雪されない為に、旧メイプルスキーリゾート入り口の大鳥居からとなる。
厳冬期となれば深雪、木々への着雪、霧氷などが観られるが、穏やかな晴天続きでそれは期待薄であろう。
登山道もメジャーな雪山並みにしっかりとしたトレースが有り、終始軽アイゼンで登ることが出来た。
また山頂周辺からの眺望もまずまずで、間近に釈迦ヶ岳、遠くに会津の山々~飯豊山などのパノラマビューGET。
厳冬期らしいときめき🩷の感動絶景は得られずも、好コンデションの下での雪山ハイクが楽しめた。

●2025年1月27日(月)☀️
●コース:登山口(8:05)~弁天沼(9:45)~鶏頂山(10:35)~大沼(11:50)~登山口(12:51)
●距離:7.8㎞、●タイム4時間45分

大鳥居のある鶏頂山登拝口よりスタート。
手前に駐車スペース有り(5~6台駐車可)。

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暫くは旧メイプルスキーリゾートのゲレンデ跡を登る。
そう、赤面山と似たようなイメージ。

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ゲレンデ跡の中間付近から振り返ると、帝釈山~田代山~会津駒ヶ岳など、南会津の山並みが望める。

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深い雪に埋もれた静寂の枯木沼を通過。
聞こえてくるのは「キュッキュッ」と雪を踏み締める自分の足音だけ。
雪の表面は音が吸収されるとの事で、特に静かに感じられるのであろう。

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ゲレンデトップに辿り着くと、如何にも「休んで下さい」と言わんばかりに椅子が置いてあったので小休止。
そこでセルフ撮りを試みたが、座った途端に椅子ごとズッコケて失敗。
これ、やらせでは無くマジっす💦

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気を取り直して決めポーズ。

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ここから先は本格的な登山道に突入。
カラマツ林からヒノキ林、そしてダケカンバなどの自然林へと植生の変化が見られる。

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山岳信仰関連の石碑や石祠、古い鳥居のある弁天沼に到着。
初夏にはミズバショウ、レンゲツツジなどが咲くらしい。

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鳥居越しにこれから登る鶏頂山。

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弁天沼から先は深雪の急登となる。
トレースを外れると腰高ほどの積雪か?

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一気に高度を上げていく。

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やがて爆裂火口の縁に出ると展望が開け、高原山の主峰・釈迦ヶ岳(真ん中)が眼前に迫る。

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雪庇の出来も中々である👍

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遠方に白く浮かぶ飯豊山。

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ここから山頂までは更に傾斜が増し、軽アイゼンではやや心もとない。
グリップの効く爪の長いアイゼンの方が良かった。

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樹間越しに会津駒ヶ岳~三岩岳~会津朝日岳など。

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白屏風の飯豊山をズーム。

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男鹿山塊の日留賀岳~鹿又岳が美しい。

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貸し切り状態の鶏頂山山頂(1762m)に到着。
本日1番乗りでした。

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山頂から望む釈迦ヶ岳(日本三百名山・1794m)~中岳~西平岳。

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肉眼では釈迦ヶ岳山頂の赤い鳥居⛩️も見える。

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日光男体山~女峰山~太郎山~白根山。

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那須連峰。

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一頻り眺望を楽しんだ後に下山開始。

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直下の急坂を慎重に下り爆裂火口の縁へ。
ここまで来れば一安心。

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開放的な雰囲気の弁天沼でランチ休憩。

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復路は久し振りに大沼に立ち寄った。

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雪に埋もれた大沼越しの鶏頂山。

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静寂の雪原にかわいいアニマルトラック🐰

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影までキュート😍

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本日のスライドは6組10名。足元はアイゼン、チェンスパ、スノーシュー。
平日なのにマイナーな鶏頂山でこんなに多くの登山者に会うとはビックリ(@_@)

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グリーンシーズンなど、他の季節にも訪れたい枯木沼。

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おっさんの影遊び。

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ゲレンデ跡の斜面から望む太郎山~日光白根山。

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同じく南会津方面の山々。

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その後、満車状態の登山口駐車スペースに無事ゴール。
厳冬期の鶏頂山を無事に登る事が出来て大満足。
欲を言えば降雪間もない真っ白な雪景色❄️も見たかった。
因みにもみじラインの路面状況は、除雪が完璧なので奥日光や那須同様に降雪直後で無ければ問題無さそう。