恒例の🍁一ノ倉沢ハイキングの季節となったが、今年は6月にお花探しで訪れているので他を歩きたい。
そんな或る日、山友さんより一ノ倉沢出合から眺めた白毛門への登山を提案された。
白毛門と言えば初っ端から山頂へ至るまでの急勾配が半端なく、弱足ハイカーの自分にとっては厳しいので敬遠していた。
しかし、この機会を逃すとチャンスは2度と訪れそうないので、意を決してご同行させて頂く事にした。
山頂までの距離は3㎞弱とそれ程でもないが、登山道は予想以上の急傾斜が続く。
しかも木の根が張り出した箇所が多く、また後半は岩場の連続で全く気が抜けない。
スローペースで登ったつもりであるが、異常なまでに多い発汗で軽い脱水症状を発症し両足指の痙攣。
幸いにして軽い症状だったので大事には至らず無事下山できた。
お目当ての紅葉は山頂周辺は既に終っていたが、中腹辺りが見頃でとてもきれいだった。
また展望も素晴らしく、遠くは富士山や浅間山、日光白根~燧ヶ岳など、周辺の山々が良く見渡せた。
何と言っても間近に望む谷川岳~一ノ倉沢~笠ヶ岳などの眺望は雄大で迫力満点。
久し振りのハード山行だったが、紅葉と眺望を存分に楽しむ事が出来た。

※日時:10月31日(木)、タイム:7時間30分(休憩1時間20分)、距離:5.8㎞、のぼり/くだり:1080m
※コース:白毛門登山口(6:32)~松ノ木沢ノ頭(9:08)~白毛門(10:10-11:29)~登山口(14:02)

白毛門登山口よりスタート。
駐車場は平日にも拘わらず結構埋まっていたのには驚き。

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一部の板が破損した東黒沢の橋を慎重に渡って行く。

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序盤のブナの森は色づき始め。
それにしても急ですな~💦歩き始めて直ぐに脱皮しました。

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高度を上げるにつれ色鮮やかな紅葉が登場。

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木々の間から快晴の空に映える谷川岳の雄姿。

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真っ赤なカエデ~🍁

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中腹からは黄金色に輝くブナやその他の紅葉が目を惹く。

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其処彼処に風雪に耐えて成長した巨樹の姿有り。

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何となく良い香りのするブナの紅葉帯を行く。

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後半になると険しい岩場の連続となる・・・と言っても要注意なのは2カ所ほど。

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特に松ノ木沢ノ頭直下の岩場がちょっと厄介だった。

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好展望の松ノ木沢ノ頭で一息入れる。

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松ノ木沢ノ頭からの谷川岳。

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そこから山頂までは平和なビクトリーロードかと思えば、まだまだ険しかった💦

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直下の急な岩場を三点支持で登り詰めると、漸く白毛門山頂(1720m)に到着\(^o^)/

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白髪頭👨‍🦳のおっさんが白毛門に登頂。

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わ~い😃やったね!

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調子次第では笠ヶ岳まで行きたかったけど、この状態ではとても無理でした。
両足の指がピクピク・・・(>_<)

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そうとなれば、登頂した者だけが味わえる山頂からのご褒美をゆっくり楽しもうではないか。
間近に望むダイナミックな谷川岳(オキ・トマ)、茂倉岳の後方には苗場山のテーブルマウンテン。

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南側には遠く浅間山~富士山。

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富士山ズーム。

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上州武尊山~至仏山、後方に皇海山~日光白根山。

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燧ヶ岳~会津駒ヶ岳~平ヶ岳など。

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白毛門の名の由来となったジジ岩・ババ岩。

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心置きなく眺望を楽しみ、十分に休息を取った後に下山開始。
自分は足指の痙攣が不安なのでいつも以上にゆっくりペース。
慎重に下って行きました。

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おや、名残りのタテヤマウツボグサだろうか?

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こちらはアカモノですね。
どうしても花を見つけると嬉しくてスクワット態勢になってしまう😅

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朝よりも輝きを増した木々の紅葉🍁🍂✨

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その後、山友さんから貰った芍薬葛根湯の効果もあり、どうにか無事にゴールする事ができました。

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これだけハードな山行だとペットボトル3本(600mℓ×2、500mℓ×1)では足りないね。
特に自分の様な汗っかきには・・・😅
帰路の途中で購入したポカリスエットを飲みながら帰ると脱水症状は大分改善された。