2017/12/23（土）、積雪期の日光・社山へ行って来ました。


数日前から今年ラストの雪遊び山行を飾るべく、「茶臼岳（那須）から真っ白な峰々を眺めよう！」と計画。


週末の土曜日は移動性高気圧に覆われ、関東各地では快晴予報となる筈でした・・・がっ！


直前になって山の天気が怪しくなる。特に那須岳方面は強風に加えて雨雲の通過が予想された。


そこで幾つかの代案の中から、天気の良さそうな奥日光の社山へと行き先を変更。


強風予報に変わりはないが、晴天は約束されているので取り敢えず行ってみよう～♪


午前8時前、歌ヶ浜駐車場からスタート。


 中禅寺湖畔には其処彼処に成長過程の飛沫氷が散見される。その飛沫氷越しにこれから向かう社山を望む。



 


 まずは阿世潟まで1時間超の長い林道歩き。ほぼ平行移動だが地味～に足にくる。


湖畔沿いには殆ど日が当たらないので寒々とした風景だ。



 


 今日の男体山は頗る機嫌が宜しい様で、最後までその雄姿を惜しげなく見せていた。



 


 阿世潟からは雪の着いた急斜面を登って阿世潟峠へ。



 


 そこから社山への尾根道には殆ど雪がない。


少々拍子抜けしたが、登山道に雪が現れるのにはそれ程時間を要さなかった。



 


 南方向が開けたポイントから足尾側の眺望。


コントラストが小さいので写真では難しいが、富士山（中央）の姿も確認できた。



 


 稜線上では時折吹き抜ける冷風が身体の露出部を刺激する。



 


 雨量計ピーク辺りからは徐々に展望が開け、それと同時に立ち止まる回数も増えていく。



 


 また、登山道には積雪こそ少ないものの、圧雪＆凍結箇所が多くなり、軽アイゼンorチェーンスパイク装着が必要だ。


早くも下山してくるハイカーが数名。山頂は寒いのだろうか？



 


真っ青な空と流れゆく白い雲、そして輝くダケカンバ・・・いいね！


モデルは悪いけどさ(^^;)



 


随分高度を稼いできました。 



 


 こちらは2週間前に歩いた前白根の稜線。奥白根山は雲の中。


あちらも風が強そうだね。



 


  幾つかの偽ピークを越えていくと、漸く本物の社山山頂への登りとなる。



 


 スタートしてから約3時間。順調に山頂(1827m)へと到着。


空の青さが際立つ美しさ。



 


 お楽しみは山頂から先のビューポイントにて。



 


 黒檜岳への笹の稜線と後方に皇海山を始めとした足尾山塊の眺望。



 


 見つめる視線の先には・・・



 


遂に奥白根山が姿を現した＼(^o^)／


そして、白根隠山から錫ヶ岳へと続く伸びやかな白錫尾根。素敵だな～。


この美しい景色は冬山ならではの醍醐味。



 


山頂付近までの稜線はそこそこの強風だったが、こちらのビューポイントでは風が遮られてとても穏やか。


南向きの斜面に陣取ってランチタイム。余りにも居心地が良かったので1時間ものまったり休憩となった。


さて、その後は山頂に戻って下山開始。



 


  急いで下山しちゃうのは勿体ないので、こんな絶景を堪能しながらゆるゆると。



 


 眼下に中禅寺湖と男体山ファミリー。



 


やっぱり社山の稜線は奥日光の大展望台だよな～！


毎度の事ながら、実に素晴らしい眺めである。



 


 で、振り返ればこの青空。


行き先を変更して大正解だったね！もし、茶臼岳に行っていたら苦行になっていたかも？



 


もう、言葉が出ないほどの美しさである。



 


随分、中禅寺湖も近づいて来ました。 


 


 


 前方にはどっしりと聳える半月山。



 


 白き頂の奥白根はこれで見納め・・・。



 


 阿世潟峠からは日陰の窪地を下りていく。



 


阿世潟まで来たところでアイゼンを外す。 


  帰りは湖畔に寄り道しながら自然の造形などを観察。



 


 



 


 展望抜群の積雪期12月下旬の社山、好天山日和の下で存分に楽しむ事ができました。


特に山頂先の展望地では奇跡的に風が収まり、眺望を堪能しながら至福の時を過ごせたのは何よりの贅沢だった。


2017年ラストになるであろう雪山ハイクを最高の形で締めることができて大満足。


来年もまた、綺麗な景色との出会いを求めて、あっちへこっちへと繰り出す事になるでしょう。


 ●歌ヶ浜P(7:58)～阿世潟峠(9:30)～社山(10:54-12:04)～阿世潟峠(12:56)～歌ヶ浜P(14:24)


 ●行動時間：6時間26分（休憩含む）