2017/12/3(日)、ここ数年来恒例となっている初冬の那須岳を歩いて来ました。
息を呑むほどの絶景を前に感動の波が押し寄せたのであります。
2015/12/20の赤面山、2016/12/3の北温泉から中ノ大倉尾根~清水平。いずれも見事な霧氷を見ることが出来た。
今年も11月に入ってからずっとその機会を窺っていたが、週末の天気が今一つ不安定な為にGoサインを出せずにいた。
そして今週末、偶然ではあるが昨年と同じ12月3日、ついに絶好の機会が訪れたのである。
2年続けて同行しているchikoやんに声を掛けたところ、「そのプランに乗ります!」との返信を頂く。
そんな訳で、先週の奥久慈に続いてのとんでもないコンビ山行となった。
那須と言っても広いので幾つかの案はあったが、昨年同様に北温泉から中ノ大倉尾根経由で、目指すは三本槍岳までとする。
昨年は時間切れとなり山頂まで到達できなかったので、その反省を踏まえて1時間早くのスタートとした。
Mt.ジーンズスキー場との分岐を過ぎて中ノ大倉尾根の登山道へ。
今日は天気予報通りの快晴となり、ほぼ無風状態で初冬の那須岳にしては暖かく感じられる。
茶臼岳~朝日岳と並んだ那須連峰の雄姿。
登山道の積雪は昨年に比べると僅かに多いが、傾斜がきつくなるまではツボ足で登っていく。
抜けるような青空ってこんなのを言うんだろうね。って程にクリアな空。
👩「カッコいいね~(朝日岳の姿が)」👨「ありがとう(*^^)v」
👨「きれいだね(景色が)」👩「ありがとう♪」
👩「ホントにカッコいいね」👨「・・・」
👩「おい!無視かい。そこでありがとうって言わなきゃダメじゃん」
なんて、まるで漫才コンビの様なボケをかましながらもズンズン高度を上げていく(笑)
今日は気象条件が良過ぎるので霧氷への期待は薄まるも、どうやら眺望だけは最高である。
赤面山の後方に安達太良山~吾妻連峰~磐梯山など見渡す限りの好展望。
赤面山への分岐を過ぎた所で軽アイゼンを装着。
今日は8割方諦めていた霧氷であったが、朝日岳から続く熊見曾根~1900m峰の北斜面に霧氷がついているのを確認。
三本槍岳で少しくらい見られればラッキーかな?なんて思っていたところ、それは突然現れた。
スダレ山直下辺りから登山道脇の灌木帯に霧氷がついているではありませんか!
昨年よりは小さめだけど、これは嬉しい♪
で、スダレ山を過ぎて見えて来た光景は・・・
1900m峰~清水平付近は見事な霧氷の海原となっているよ!
その霧氷ガ原の向こう側には真っ白に冠雪した燧ヶ岳~会津駒~三ッ岩岳の稜線。
素晴らしい絶景を前に、一気にテンションアップ\(^o^)/
今日は霧氷を諦めかけていただけに、嬉しい展開となったのある。
やっぱり持ってるね。来て良かったよ(^^)v
ここまではいつもに比べて写真が少な目であったが、これより先は一気に画像枚数が増えたのは言うまでもない。
いつもの大岩にて小休止。
あっ、冬山をなめた様な格好をしてますが、歩き出しはニット帽、ソフトシェル、手袋の防寒対策はバッチリ。
途中で暑くなって1枚脱ぎ、2枚脱ぎと・・・(笑)
先週の生瀬富士に続いて岩の上でのポーズ合戦(笑)
で、久しぶりにやってしまった「山頂シェー!」(^^;)
もう、2度とやるまいと封印していたのに・・・まあ、それだけ気分が高揚したと言う事で(笑)
大岩からは圧倒的な存在感を誇る飯豊連峰の姿も見られる様になった。
さて、今日はペース&体調面も申し分ないので、予定通りに三本槍岳を目指そう。
一旦、清水平分岐まで下り三本槍岳へ。
この辺りまで来ると一帯は全方向の霧氷ガ原状態。
那須岳では視線の下方に広がる霧氷が魅力。
この美しさが忘れられずに、初冬の那須岳登山が恒例となっているのだ。
勿論、見上げてもきれい。
振り返ってもきれい~♪
いよいよ三本槍岳への最後の登り。
陽の当たらない北側の斜面にはまるで花を咲かせたように霧氷がびっしり!
さあ、その霧氷帯にいざ行かん! ムヒョヒョヒョヒョ~~~(^O^)
時間経過と共に気温は上昇しているが、最高に近い状態での歓迎を受けることが出来た。
自然の造形に感謝・・・ありがとう。
レンズの曇りに気づかず撮影していたので、画像の真ん中辺りがぼやけてしまったのはご愛敬(^^;)
霧氷ガ原の後方に那須連峰と雲海の帯。
山頂を前にして、絶景~!絶景~!と何度も立ち止まる。
ハイシーズンに比べると静かな三本槍岳山頂に到着。
この日山頂で会ったのは5名程か・・・?
その山頂からは期待以上の大展望が待っていた。
お馴染みの南会津の山々は勿論、浅草岳~守門岳、そして中ノ岳~越後駒など新潟の峰々までも丸見え。
雄大な飯豊連峰~大朝日連峰までも。
さてさて、こんな絶景を前に贅沢なランチタイム。
本日のメニューは初挑戦?のきりたんぽ鍋。冷えた体があったまりました。
ご馳走様でした。
大展望と美しい霧氷を堪能した後は、後ろ髪を引かれつつも下山開始。
飛んで、飛んで、飛んで~♪中ノ大倉尾根をダイブ!!!
待ちに待った初冬の那須岳登山の好機に恵まれ、霧氷と大展望の三本槍岳を存分に楽しむ事が出来た。
今年も大満足の山旅として記憶に残るであろう。
この時期は大丸温泉~峠の茶屋間が冬期通行止めとなるが、大丸からスタートして峰の茶屋経由で登るハイカーも多く見られる。
その場合、北温泉から登るよりも距離は短いが、積雪状況によっては剣ヶ峰のトラバース、朝日岳への岩場の急登が難所となる。
北温泉からは特に危険個所もないので、長い距離を歩き通す体力さえあればおススメのルート。
●北温泉P(7:05)~マウントジーンズスキー場分岐(8:36)~赤面山分岐(9:56)三本槍岳(12:12-12:47)~北温泉P(15:20)
●行動時間:8時間15分(休憩含む)
とても楽しい1日、お疲れさまでした~♪
コメント