2017/1/8(日)、三連休の中日に那須・茶臼岳からの大展望を楽しんで来ました。


元々は年明け早々にでも行こうと思っていたのですが、3~4日は冬型の気圧配置が強まり強風予報となったので断念。


この日も天気が下り坂で夕方から雪の予報でしたが、午前中は晴れ間もあると言う事で那須岳行きを決行しました。


事前の情報で積雪量が少ないのは分かっていましたが、自分の力量ではあれ位が丁度良かったのではないかと思います。


 ●大丸駐車場~(7:40)~峠の茶屋(8:16)~峰の茶屋跡(9:09)~茶臼岳(9:50-10:20)


~峰の茶屋跡(10:50)~大丸駐車場(11:45)


 


午前7時5分ごろ、八溝山の裾野から陽が昇る。(那須高原大橋より)



 


 


ほんのりモルゲンロートの那須連峰。


天気は上々、オイラが山頂に行くまで待っててね~(^_^)v



 


 


大丸温泉から峠の茶屋間は冬期通行止めとなっているので大丸駐車場からのスタートとなります。


トイレの入り口にある登山届に下山予定時刻を午後12時と記入して出発。


峰の茶屋Pまでは車道とそれに沿った遊歩道を歩いて行きます。



 


 


休業中の那須ロープウェイ山麓駅を通過。


道路は関係者の為にある程度除雪されていますが、日陰はツルツルの凍結路となっていました。



 


 


遊歩道の積雪は約10cm程で、よく踏み固められとても歩きやすくなっています。


それにしても今日は風もなく穏やか。早くも汗ばんできたのでダウンジャケットを脱いで衣服調整。


ついでに手袋&ニット帽も邪魔になりポケットの中へ。



 


 


スタートしてから30数分後、漸く峰の茶屋駐車場に到着しました。


紺碧の空にダイナミックな朝日岳の岩峰が聳えています。



 


 


山の神の鳥居を潜って登山道へ。


積雪はまだ狛犬が埋まる程ではありません。



 


 


樹林帯に入ると20~30cmほど。ここからの登りに備え念のために軽アイゼンを装着しました。



 


 


朝日岳南面の岩に張り付いた雪はこんなものですが、同日のヤマレコを見ると北面では随分違う表情を見せていた様です。


厳冬期の厳しさがそこにはありました。



 


 


中の茶屋跡付近からの茶臼岳。上空を見ると少しずつ白い雲が流れているのが気になります。


その後、森林限界を超えた辺りからは雪が少なくなったのでアイゼンを外しました。


ここまで来ると流石に空気が冷たく感じられ、ポケットの中のニット帽、手袋を出します。



 


 


剣ヶ峰のトラバース道を行く登山者をズームで捉えました。


この日は朝日岳、三本槍岳方面へも何名かの勇者たちが向かって行った様子です。



 


 


峰の茶屋跡避難小屋までの登山道は一部凍結した箇所もありました。


自分はツボ足で通しましたが、他の登山者の足元を見るとチェーンスパイクを履いた人が多かった様です。



 


 


間もなく峰の茶屋跡避難小屋に到着です。


この辺りのトラバースは特に慎重に・・・。



 


 


ここで小休止としましょう。


それにしても今日は穏やかで絶好の雪山ハイク日和となりました。


実は厳冬期の那須岳に怖気づいて、場合によってはここで戻ろうと思っていました。


今まではGWの残雪期に何度か登っていますが、その時と比べても雪が少ないくらいです。



 


 


これなら大丈夫だろうと判断して、予定通り茶臼岳山頂へと向かう事にしました。


もう、ここからだけでも期待以上の大展望に満足です。


遠くは南会津の燧ヶ岳~会津駒ヶ岳方面から越後の山々まで。



 


 


裏那須の流石山~大倉山~三倉山。白い稜線が眩しいですね。



 


 


さて、この絶景を今度は山頂から楽しみましょう。


岩場についた雪はそれ程でもなく、ノーアイゼンで行けそうでした。



 


 


 雪に埋もれながらじっと耐えるガンコウラン。



 


 


岩についたミニエビの尻尾・・・などなど、スクワットする余裕もあります。



 


 


コースも終盤となって1番の難所へ。実際は写真で見るより急傾斜です。


ステップが切ってあるので登りは難なく通過。下りでは念のために軽アイゼンなどを装着した方が無難でしょう。


但し、登りと下りで譲り合いが必要です。



 


 


今回はお釜周りで山頂へと向かう事にしました。



 


 


理由はお釜の西側から山頂に至るまで、ず~っと大展望が得られるから・・・(^^)v


峰の茶屋からと比べて少し上から目線に変わっただけであるが、随分遠くまで視界が開けて来ましたね。



 


 


ほらほら、真っ白な飯豊連峰がくっきり!



 


 


そんな絶景を堪能しながら穏やかなる茶臼岳山頂へと到着。


山頂には男女2人組が休憩中。



 


 


まずは標高1915mからの大パノラマをご覧いただきましょう。


眼下にお釜、その先に剣ヶ峰~朝日岳~熊見曾根~隠居倉~P1900~三本槍岳と連なる那須の峰々。


後方には飯豊連峰~磐梯山~吾妻連峰~安達太良山までの眺望も。



 


大倉~三倉山の稜線。



 


 


その稜線の左奥に見えるのは浅草岳~守門岳でしょうか?



 


 


 ズームで。



 


 


そこからやや西に目を移すと、燧ヶ岳~会津駒ヶ岳~三ツ岩岳と連なる会津の山々。


燧ヶ岳の後方には僅かに至仏山も見えています。



 


 


男鹿山塊の後方に高原山、日光連山、奥白根山など栃木県内の名峰たち。


富士山までは確認できませんでした。



 


 


再び南会津方面の峰々。


ここで思い出したのですが、下山時に峰の茶屋付近で展望を楽しんでいた若者グループこと。


その中の一人が会津駒ヶ岳方面を眺めながら、「あれは妙高だ」と仲間に教えていたのが面白かった(笑)



 


 


こちらは東方向。気づくと随分空が白っぽくなってきましたね。


やはり天気は下り坂の様です。



 


 


一頻り眺望を楽しんだ後は岩の陰でランチタイム。この日は最近マイブームのミルク塩ラーメン。


味がまろやか。



 


 


さて、その後も名残惜しくて同じような写真を何枚も撮りましたが、そろそろ下山としましょうか。



 


 


 



 


 


最後に登って来た茶臼岳を振り返ってお別れです。



 


 


予定よりも少し早目のゴールとなりました。



 


この日は南岸低気圧の通過で夕方から雨、山間部では翌日にかけて大雪となりました。


天気が崩れる前に大展望がGETできて超ラッキー\(^o^)/


これからも安全第一に身の丈に合った雪山ハイキングを楽しみたいですね。