2016/10/22(土)、地元高原山塊の主峰・釈迦ヶ岳(1795m)に登って来ました。


今週末は2日間共に用事があり山行きの予定はなかったが、土曜日が終日フリーとなったので急遽遊びに行く事に。


さて、どこがいい?紅葉が見頃となった奥日光へ行きたいのは山々だが、いろは坂の渋滞は回避したい。


色々迷った末に消去法でホームの高原山行きに決定。八方ヶ原の紅葉も気になるし・・・。


 


●大間々(6:48)~見晴らしコース~八海山神社(7:37)~釈迦ヶ岳(9:07-9:55)


~八海山神社(11:25)~林間コース~大間々(12:06)


行動時間:5時間18分。トラックログ詳細はルートラボを参照願います。


  


 


 


 午前7時前の大間々より男鹿山塊、那須岳方面の眺望。


駐車場は10台ほど埋まっていた。帰りには超満車、路駐もあって花の季節ほどでもないがそれなりの賑わい。



 


 


 いつもの様に見晴らしコースから八海山神社へと向かう。


先行者も少しはいるが、先週のイベント登山に比べれば静かな山歩き。


所々に見られる紅葉を楽しみながらのんびりマイペース。



 


 


県内各地の名所に比べれば地味な紅葉と言われる高原山であるが、今回はタイミングが良かったのか中々綺麗である。 


 前山への尾根から権現沢を挟んだ手前の尾根が特に素晴らしい。


日差しがなく暗く写ってしまったのは残念だけど。



 


 


 さて、進行方向に見える釈迦ヶ岳。


今は雲に覆われているが、確か晴れの予報だったよね?



 


 


まあ、その内晴れるだろう。 と言う事で、八海山神社で小休止。



 


 


ダケカンバ林の尾根からは鹿の甲高い鳴き声が聞こえてくる。


先行者が動き始めたところで自分もリスタート。 



 


 


 矢板市最高点を過ぎずんずん下っていく途中で日差しが出て来た。


剣ヶ峰のダケカンバも俄然輝きを増す。



 


 


 そして、目論見通りに姿を現した釈迦ヶ岳。


これなら山頂からの眺望が期待できそうだ\(^o^)/



 


 


 ブナの黄葉も青空に映えて美しい。



 


 


 このコース上では貴重なカエデの紅葉とミズナラの黄葉。



 


 


美しい紅葉を眺めながらヨイショ!ヨイショ!と急登を経て、鶏頂山との分岐を過ぎれば間もなく山頂。


さあ、期待の展望は・・・? 



 


 


 ハイ!乳白色の世界・・・って言うか、高原山が雲海の中にスッポリと入っている感じ?


風は微風であるがとても冷たい。


こんな条件の日は後1カ月もすると霧氷が見られるんだろうね。



 


 


 釈迦如来像にご挨拶して暫しの休憩タイム。



 


 


 雲はハイスピードで流れている様子なので山頂に居合わせた人々と晴れ間を待つ。


隣にいたおばさんも、直ぐにぱ~っと晴れるよ♪・・・って。


とその時、神風が吹き空が明るくなった!キタ━━ヽ(*・∀・*)ノ━━!!



 


 


 皆の願いが通じたのか?一瞬にして雲が流れ周囲の山々の眺望が得られるようになった。


さあ、皆さん一斉に立ち上がって山座同定開始。あれはどこ?あっちは?なんてね。


男鹿山塊~那須連峰方面の美しい山並み。



 


 


 こちらは会津方面の山々。燧ヶ岳、至仏山、会津駒ヶ岳などが確認できた。



 


 


 目の前の鶏頂山ピークが見えたのは一瞬だけ。


ちょっとだけよ♪にテンションアップ。晴天丸見えの時はそんなに興奮しないのに不思議だよね(笑)



 


 


 そして1番の注目の的となったのは、男体山や女峰山などの日光連山。


全容が見えずともこれで十分。



 


 


 暫しの雲海ショーを堪能。


いや~、満足満足。待った甲斐があったよね。と、皆の笑顔。


 


 


 


 これも自然との一期一会の出会い。


 さて、その後再び真っ白になった山頂を後に名残の紅葉を楽しみながらの下山。



 


 


 



 


 


 スッカン沢越しに明神岳山腹方面の紅葉。


こちらも谷間の紅葉が綺麗~。



 


 


 今年の紅葉はイマイチとの声が聞こえていたが、高原山に関しては例外だろうか?


それとも感受性の違い?今日の紅葉は凄く綺麗に見える。



 


 


 



 


 


目に映る景色の全てが美しい。 



 


 


剣ヶ峰分岐からは矢板市最高点へのキツイ登り返し。 


 八海山神社に戻ったところでランチタイム。寒くなるとカップラーメンが旨い!


その後晴れていれば見晴らしコースを戻る予定でいたが、曇天だったので殆ど利用しない林間コースからの下山。



 


 


その選択が後々幸運を招いた! 


 序盤は紅葉の盛りが過ぎていたが、大間々までの中間付近まで下りて来るとブナ林の黄葉が最盛期。


丁度、桜沢の上流部。



 


 


 日差しこそないが、森の中が黄金色に輝いているかの様であった。



 


 


 人間、美し過ぎるものを前にすると声も出ない。


 ただ、ただその場に立ち尽くすのみ。


 


 


 


 


久し振りに鳥肌が立った。これは決して大袈裟ではなく事実である。


いつの間にか登山道を離れ、美しい森の中へと誘われていく自分に気づき、ハッと我に返る事も。



 


 


 嗚呼、これが至福と言うのだろうか?


余りにも綺麗だったので、大間々から八海山神社へ向かうご夫婦に「凄いのが待ってますよ」と教えてやった。



 


 


で、大間々に近づくと広がる青空。 



 


 


 下山をすると晴れているの法則。


今日は最高の紅葉狩りハイク日和。お外でランチするファミリーも。



 


奥日光の紅葉名所をパスしても、これだけ見られたならば言う事なし。


美しき日本の秋に乾杯~♪