10月12日(祝)、三連休の最終日に福島県西郷村の甲子山に行って来ました。
甲子山は那須連峰の最北に位置する山で、那須・甲子連峰の北部縦走コースの起点となっている。
以前、勤務先の山仲間と那須連峰の北から南への縦走を計画したこともあり、ずっと気になっていた山でもあった。
登山口はR289の甲子トンネル入口付近にあるが、今回は甲子大橋手前から左折して甲子温泉から登ることにした。
この辺りの紅葉は50%程度でしょうか?
登山口となる甲子温泉・旅館大黒屋はブナの原生林が茂る標高800mにある一軒宿。
秘湯の趣がある。
朝の陽光を浴びて眩いほどに輝く紅葉は間もなく見ごろを迎え様としている。
本日の登山指数はA。文句なしの山行日和に気分も上々。
源泉近くの橋を渡ると本格的な登山道となる。
白水滝への案内標識があったのでちょっと寄り道。
滝は登山道を逸れて約5分程入った行き止まりにありました。
白い水流と淡いブルーの滝壺が印象的。
登山道に戻って再スタート。
ダラダラと登って行くと、所々に色鮮やかなカエデの紅葉。
温泉神社を過ぎて程なくすると、甲子トンネルからの登山道と合流。
この辺りから傾斜が増し、四十八曲りと言われるジグザグの登山道となる。
眼下にはトンネル付近の国道が見え隠れ。
序盤はまだ緑が多いが、標高を上げて行くにつれ色づいた木々が目立つようになる。
中腹付近に差し掛かるとご覧の通り。
豊かな広葉樹の森は紅葉一色。
赤、黄、橙と色鮮やかな紅葉のトンネル。
日差しがあるとその美しさはより際立つ。
こんなパステルカラーも好き。
見上げる回数が自然と多くなり、首が痛くなる程・・・(^^;)
樹間から色づく大白森山の山肌を望む。
フカフカで歩きやすい登山道が続く。
実際に歩いてみるとこれまでのマイナーな山と言ったイメージを払拭。
入山者もそこそこいるし、明るい雰囲気の素敵な山でした。
少々疲労が出てきたころで休憩ポイントの猿ヶ鼻へと到着。ここで小休止。
紅葉はこの辺りまでがピーク。
そこから更に歩く事約30分で甲子峠分岐。
右に行くと大白森山、小白森山方面。甲子山は左(直進)へ。
山頂が近づくとピークを過ぎて葉を落としているのもあるが、まだまだ色鮮やかな紅葉も残っている。
ここまで余り展望はないが、紅葉を楽しむには十分。
やがて視界が開けて旭岳(赤崩山)がその迫力ある姿を現した。
山頂直下最後の急斜面にはお助けロープや鎖が張られている。
登り切った先には大展望広がる甲子山頂(1549m)。
眼前にドーンと迫る旭岳(1835m)。
三本槍岳から望むカッコいい山容に憧れていたが、間近に見るとその堂々たる姿に圧倒されるばかり。
旭岳への登山道は無く通行禁止となっているが、踏み跡明瞭で自己責任で山頂まで登る事も可能だとか。
軟弱ハイカーの自分にとっては、こうして眺めるだけでもう大満足・・・今回は(笑)
こちらは三本槍岳、赤面山方面。
坊主沼避難小屋経由で登山道が続いているのでこっちは可能かな?
北側に大白森山(写真)、二岐山、小野岳、磐梯山など。
いずれは峠分岐から大白森山へも行きたいね・・・と、夢は膨らむ。
山頂には10名程の登山者がいたが、のんびりしている間に誰もいなくなった。
今回は眺望を堪能しながら約1時間のまったりタイム。
お日様が雲に隠れると気温も低下。
身体も冷えてきたのでそろそろ下山としましょうか。
鮮やかな紅葉に目を奪われながらも足取りは快調。
下りはあっという間・・・。
で、突如として現れた女ターザン?
どんな時でも遊びは忘れません・・・ねぇ(笑)
温泉神社・・・ここまで来ればゴールも間近。
甲子温泉を囲む山肌の紅葉も鮮やか。
眼下に見える温泉は男湯、女湯、それに混浴露天風呂も・・・?
無事下山、お疲れ様~。
いつかは甲子山を起点にプチ縦走、そんな夢が膨らんだ素敵な山旅となりました。
甲子山単独でも十分に楽しめたし、ハイキングコースとしておススメです。
【コース】
甲子温泉登山口(7:10)~猿ヶ鼻(8:35)~甲子峠分岐(9:12)~甲子山(9:35)休憩1時間
~甲子温泉登山口往復(12:00)
行動時間約4時間50分
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