昨年は会津駒Loveな相方さんに操られ、7月下旬から10月中旬まで連続して5度も訪れた会津駒ヶ岳。
今年は5月の残雪とブナの新緑時期の1度だけで、ハイシーズンとなる花時期を逸してしまった。
自分にとっては今回がラストチャンスと考え、ブナなどの紅葉が始まった秋の会津駒に行く事にした。
決して100%操られたのではなく、自ら率先して提案した訳である。
午前6時半、登山口下の駐車場は既に満車だったので林道を少し下ったところの路肩に駐車。
準備を整え、いつもの鉄製の階段からスタート。出発前の高揚感はいつもの事。
序盤の急登につい弱音も出るが、色づき始めた木々の紅葉に元気をもらい快調に登って行く。
と同時に、二人のテンションも標高に比例してどんどん上がって行く。
それにしても今日の隊長さんはいつになく絶好調ですな。
まあ、これだけ天気が良ければ気分がハイになるのも頷けると言うもの。
朝から雲一つない快晴、しかも風も弱く文句なしの山行日和。
某お天気予報サイトでは高度2000m付近で風速10m超/Sを示していたけどね。
ある意味最強?とも言えるブナの黄葉は間もなくピークを迎える頃。
相方さん情報によると、昔の紅葉狩りはそもそも黄葉狩りだったそうだ。
では、ノリノリついでに久しぶりに抱きついて貰いましょうか(笑)
足取りも軽やか順調に水場へと到着。そして小休止。
休憩中に埼玉県から来たと言う中高年男性(オレンジ色のシャツ)と駒中毒さんの話題で盛り上がる相方さん。
そのうち新旧駒T姿でのツーショット写真がアップされると思いますよ(笑)
程なくしてお馴染の展望テラスに到着。
ここで駒ノ小屋へお仕事に向かう途中の駒の姉さん(水色のwear)とバッタリ。
顔を見ずとも相方さんの声を聞いただけで常連さんと分かったそうだ。流石ですね(笑)
それにしても、いつ来ても素晴らしい景色を見せてくれる安定の会津駒ヶ岳。
この安心感、たおやかな姿がまたオイラを呼ぶんだよね。
いよいよ、ハイジの丘が目の前に。
高層湿原の草紅葉も丁度良い按配。
口笛はなぜ遠くまで聞こえるの~♪(中略)教えておじいさん~♪
ラーリ ラーリ ラリホ~♪帰ってきたよ~\(^o^)/
そして池塘越しから望む端正な燧ヶ岳、その奥に至仏山。
定番ながらも絵になる風景が広がる雲上の楽園。
駒ノ小屋でトイレ休憩。
相方さんは準備中で忙しい駒の兄様を呼び出してシェーを強要していた(笑)
さて、駒の大池を周って山頂経由、その先中門岳までの稜線漫歩へと出かけよう。
まずは山の神様に登山の安全祈願。
振り返って、奥白根から~の日光連山の大パノラマ。
森林限界を過ぎて稜線に出てからも殆ど風は感じられず、上着不要の穏やかさ。
登ってくる途中で小屋泊下山者の男性に、「今日は富士山も見えますよ」との情報を聞いていた。
福島県南部は富士山が見える北限の地と言われるエリア。
写真中央やや右寄りに見えるでしょうか?
山頂直下から望む駒ノ小屋~大津岐峠への稜線とその先に燧ヶ岳。
昨年はキリンテまで3回も歩いているのに、今年はとうとう叶えられなかった。
絶景を前に、もぉ、言葉は要らない・・・でしょヽ(^。^)ノ
会津駒ヶ岳山頂での記念写真。
セルフ撮りの準備をしていたところ、「撮りましょうか」と言う後続者の言葉に甘えさせて貰った。
混みあう山頂では長居せず、中門岳へと続く美しき神の稜線へと向かう。
尾瀬周辺の山は勿論、南会津から越後の山々まで。
壮大なパノラマに感動しつつカメラを構えてはシャッターを切る。
次なるターゲット?三岩岳もいつかは・・・。
逆光に輝く会津駒山頂方面を振り返る。
週末にも関わらず行き交うハイカーは少なく、ハクサンコザクラ咲く最盛期と比べてとても静か。
緩やかなアップダウンを繰り返し、雄大な風景を堪能しながら中門岳への天空回廊は続く。
あっ、ハートの池塘~♪
空へと続くかの様な木道。
何度歩いても本当に素晴らしい。
ただ、木道での転倒を恐れ腰引け引けで歩いていたのはここだけの話(^^;)
で、余りにも気分が良かったので暫く封印していたシェー!解禁。
あれ?ちょっとぎこちないね(笑)
のんびりペースながらも中門岳に到着。
お約束の記念写真(笑)
※画像クリックでもう1枚
ここまでは割と登山者が来ていたのですが・・・
その先の小湿原、神々の遊ぶ庭まで来ると人影も疎ら。
僅かな距離ですが、案外知らない人が多いのでしょうか?
一角の木道脇に腰を下ろしてランチタイム&大休止。
いつの間にか誰も居なくなり、貸し切り状態となった神々の遊ぶ庭。
となれば、木道に寝そべりまったりタイムへと突入。
我々だけのスローな時間が過ぎてゆくだけ。
バッタさんものんびり。
どのくらい滞在していたのかな?根っこが生える前に戻りましょう。
午後になってもずっと見えていた富士山。
これ以上ない好条件の1日でした。
駒ノ小屋に戻って小休止。
後ろ髪を引かれつつもお別れの時間となりました。
秋の午後1時過ぎともなると、日帰り組はもう殆ど下山してしまったかの様にひっそりとした雰囲気。
変わってお泊り組が次々と登ってくる時間となりました。
最後にこの景色を脳裏に焼き付けてのお別れ。
サヨナラ会津駒、またきっと・・・いや、絶対帰って来るよ。
下山も周りの紅葉を楽しみしながら・・・
快調な足取りで数組を追い抜く。
神々の遊ぶ庭で長々とまったりした為に下山は最終組となったが、秋晴れの会津駒を十二分に堪能。
そして、今日はシェー!復活の記念日となりました。
お疲れ様~♪
今年の会津駒詣ではこれで最後となるが、来年はハクサンコザクラの時期、そしてキリンテまでのルートを再び。
おっと、駒ノ小屋泊で翌日に御池への下山。
忘れていた訳ではないが、これも是非成し遂げたいね。
☆10月3日(土) 晴れ微風
☆滝沢登山口(6:40)~水場(8:07)~駒ノ小屋(9:43)~会津駒山頂(10:10)
~中門岳(11:05)ランチタイム大休止~駒ノ小屋(13:15)~登山口までの往復(15:30)
行動時間 約8時間50分
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