停滞する秋雨前線の影響で長い間不安定な天候が続いている。
そんな中、5日土曜日は貴重な晴れ予報となったが、他に予定があったので山へ行くことが出来ず。
翌日(6日)の天気は曇りのち夕方から雨と下り坂。
午前中勝負の行動ならば何とかなるだろうと、旬のリンドウ見たさに那須岳行きを決行。
7時前に峠の茶屋Pに到着すると、この日は日本山岳連盟主催の那須クリーンキャンペーン&清掃登山実施日。
登山指導センターの前でゴミ袋、軍手などが配布されていた。
そこにいた関係者からは、「今年はリンドウが多いですよ」との嬉しい情報。
登山届を提出後、期待を胸にいざ出発~(^^)v
スタート時は寒かったので薄手のパーカーを着たが、汗っかきのオイラは10分も歩いていると暑くなり直ぐに脱いだ(笑)
待望のリンドウは森林限界(中の茶屋跡)を超えた辺りからボチボチと目立ってくる。
なるほど、いつもの年に比べて多そうだね。これは序盤から期待が高まるばかり。
今日はガスガスの天気は想定内。そんな中でも風が弱いのが救い。
雨さえ降らなければ良しとしよう。
峰の茶屋跡(避難小屋)前で様子を見ながらの小休止。
うん、何となく天気は回復傾向にあるしこれなら大丈夫。予定通り朝日岳方面を目指す事に。
楽しみにしていた剣ヶ峰トラバース付近のエゾリンドウ。
登山道沿いや斜面にわんさかと咲いていました。情報通り、今年は当たりだね。
こんなに咲いているのを見たのは久しぶりだよ。しかも色がきれい。
まさに今が旬、リンドウ祭り絶賛開催中in那須岳~♪
真っ白で展望は得られそうもないけど、もうこれだけで満足しちゃった。
さて、ガスの流れが気になる朝日岳方面。
見えそうで見えない山頂に向かって、晴れてくれ~!と心の中で叫んだ。
急な岩場を登る。
おや?早くも下山する人が・・・三斗小屋温泉にお泊り組でしょうか?
こちらは考える岩の前で考える人(笑)
ちょっとヤラセっぽいかな?
岩場に咲く名残りのウラジロタデ。
好きな花の一つであるヒメシャジン、既に花は実となり・・・。
水滴きらりんちゃん?(笑)
鎖場を慎重に通過。
朝日の肩から朝日岳へ。
この辺りから風がやや強くなり気温も低下。手が冷たい((((~~▽~~ ;)))ブルブルブル
ガスの流れも早く、魅惑の稜線が見え隠れ。
取り敢えず、貸し切り状態の山頂にて記念写真。
山頂から朝日の肩に戻り、その後ガスの中の稜線歩き。
相変わらず風は強い。
稜線に咲くダイモンジソウ。
あっ!小さい秋み~つけた♪
熊見曽根分岐に着いたところで作戦会議。
最初は相方さんの希望で隠居倉へ行く予定であったが、ガスで眺望が期待出来ない事から清水平へと変更。
眼下にその清水平。
前方に見えるはずの三本槍岳はガスの中に薄らと確認できるだけ。
色づき始めたナナカマドが秋近しを感じる。
清水平でまったりタイムを決めこんでいると、いつの間にかガスが切れ三本槍岳が姿を現した。
しかも、僅かながら青空まで見える・・・って、又してもミラクルか?!
ホラ、朝日岳方面もクッキリと。
山頂に立つ登山者が確認出来るほど迄に回復。
こうなると、まったりしている場合じゃないよね。
最初の予定通り隠居倉を目指しましょう・・・と、意見が一致。
写真は中ノ大倉尾根方面。
日差しを受けて輝き出したリンドウを見ながら熊見曽根へと戻る。
1900m峰から振り返って、清水平と三本槍岳、その後方に旭岳など福島県側の山々。
瞬く間に展望が良くなって来た。
前方に熊見曽根から伸びる稜線と那須朝日岳、後方に主峰茶臼岳。
今日はここまで眺望が得られるとは思ってもいなかったので超ラッキー(^_^)v
そして熊見曽根分岐から隠居倉への稜線歩き。
大倉、三倉山方面からはガスが湧き上がって来る。
足元を見れば・・・
うわ~っ、シラタマノキが凄い!
既に木々の紅葉が始まり秋の気配が漂う稜線。
ここから三斗小屋温泉に至るまでの紅葉は、那須岳でも3本の指に入るほど綺麗なんですよ。
今年は秋の訪れが早そうだね。
初夏にはニョホウチドリやテガタチドリが咲いていた稜線のお花畑。
今でも初秋の花々が数多く見られる。
その中で最も多く咲いていたのはウメバチソウ。
トリカブトも其処此処に。
そのお花畑から一登りで隠居倉山頂へ。
初登頂おめでとう\(^o^)/
乳白色の世界で眺望は残念だったけどね・・・(^^;)
山頂でのランチタイム後にガスから逃れるように下山開始。
朝日の肩を過ぎた辺りまでは真っ白だったが、岩場を通過中にガスが切れ又しても展望良好に。
いつ見てもダイナミックな那須岳の雄姿。
剣ヶ峰のトラバースから朝日岳を振り返って。
どうにかGETした茶臼岳を背景にしたエゾリンドウのアングル。
肝心の花がピンボケだけど・・・(;^ω^)
心配していた雨にも降られず無事に峰の茶屋まで到着。
ここまで来ればもう安心。
その後、少しだけ雨がパラついたものの、レインウェアを着る事もなく峠の茶屋へと下山。
悪天候に翻弄され続けながらも2週間前から狙っていた那須岳、どうにか大好きなリンドウの季節に間に合いました。
しかもこのガスガス天気の中で一瞬の晴れ間があり眺望まで得られて大満足。
いよいよ次は紅葉ですかね。
【コース】
峠の茶屋P~峰の茶屋跡~朝日岳~熊見曽根~清水平~熊見曽根~隠居倉~峰の茶屋跡~峠の茶屋P
行動時間、約6時間半・・・って、うわ~っ!ブログ管理者の性格同様超テキトー(^^;)
コメント