春休みを利用して昨年に続き道の駅車中泊での県南の山旅第2弾を計画。
初日の3月24日(月)は足利市の仙人ヶ岳。
県北の我が家から足利市までは100km超と尾瀬に行くよりも遠い。
ナビ任せ下道で登山口に向かったが、想定していたルートから外れて予定していたよりも時間を要した。
猪子トンネルを過ぎたところにある岩切登山口Pには自分も含め5台が駐車。
午前9:30準備を整えてスタート。
コースは登山口~猪子峠~東のピーク~犬帰り~熊の分岐~仙人ヶ岳~熊の分岐~生不動~登山口の反時計回り。
ガイドブックでは時計回りを紹介しているが、敢えて展望の良い尾根を先に歩く健脚向きの逆コースを取った。
歩行時間は4時間10分~4時間30分でしょうか。
標識から左へ進むと生不動経由の沢コース。
今回は車道を直進しトンネルの手前から右の林道へ入り猪子峠を目指す。
山道に入り程なくして深高山(右)と仙人ヶ岳(左)への分岐となる猪子峠に出る。
尾根に出ると今月末に行われるトレランレースのお知らせがいたる所に貼ってあった。
東尾根の分岐。
ここからアップダウンを繰り返しながら幾つかの小ピークを越えていく。
眼下に松田川ダムを望む好展望の岩尾根。
進行方向(北西)に561Pと仙人ヶ岳山頂方面を望む。
まだまだ先は長そう・・・(;^ω^)
歩いていて飽きない露岩のやせ尾根であるが、単独行で怪我をしてはまずいのでいつになく慎重に進む。
躓いて転んだだけで終わりだもんね。
それに今日は天気が良いけど雨の日や強風の時はやだな・・・の雰囲気。
こちらはこのコース最大の難所である犬帰りと呼ばれる鎖場を登り終えたところ。
高さ7~8mの岩場で高度感がある。
今回は登りで通過したが下りでは足が竦みそう。
苦手な方は無理せず巻き道利用をおススメします。
尚も露岩の尾根を縫うように稜線は続き、やがて561Pと仙人ヶ岳を間近に捉える。
ここで自分とは逆のコースを辿る他のハイカーと初めて出会う。
知ノ岳の名が付けられた561P。
トレランレースの貼り紙同様山火事予防のポスターも数多く見る。
周辺一帯で山火事があった為か荒廃が目立っているがその分展望が良い。
北側に赤雪岳(620.6M)。
振り返って歩いて来た稜線と眼下に松田川ダム。
その先の尾根からは北に日光男体山や白根山、やや西に目を転じると袈裟丸連峰や赤城山も確認できた。
間もなく驚愕の光景を尾根上で目にする。
倒木が散乱し随分荒れているなと思って観察すると、どうやら過去の山火事と見られる痕跡であった。
原因は不明だが山頂一帯広範囲に渡っている様子。
道理で山火事予防のポスターが多い訳だ。
生不動尊経由コース(左へ)からの合流となる熊の分岐。
山頂まで20分の位置。
20分歩いてここが山頂かと思ったら東端のピーク。
日当たりの良い広場で丸太のベンチが置かれ休憩に適した場所。
そこから西へ数分進むと仙人ヶ岳山頂(662.9M)に辿り着く。
三等三角点のある広い空間。
木々の間から日光や赤城の山々が望めるが、枝が邪魔をして好展望とは言えない。
セルフ撮りをした後に東端のピークに戻り、腰を下ろしてランチタイムとする。
するとトレラン練習中と思われる男性が駆け上がってきた。
この日2人目の出会い。
熊の分岐に戻り復路は雰囲気の良い沢沿いのコースを辿る。
途中であのトレランの男性にあっという間に追い抜かれた。
湿った林床には黄色のヤマネコノメソウ(品種不明)や白いユリワサビなど小さな花々が咲き競う。
となれば、あの可愛い花もあるのではないかと注意深くゆっくりと歩く。
生不動尊、不動尊の滝(多分?)を過ぎたあたりだろうか。
突如としてその花が己の目に飛び込んできた。
しかも岩場に張り付くようにびっしり群生しているではないか!
そう、赤い蕊が可憐なハナネコノメである。
花弁の大きさはマッチ棒の先くらい。
小さすぎてピントが合わない。
山頂滞在以上にハナネコノメの撮影に時間を割いたが出来は散々・・・(;'∀')
自分のカメラはマクロモードに設定するとISO感度や絞りが調整できない。
やはりマクロレンズが欲しいね。
付近の林の中では開花間近のカタクリも確認。
もう少しするとこの沢沿いはニリンソウロードとなって、展望無くても十二分に楽しめる。
尚、尾根筋にはダンコウバイの黄色い花が少々、アカヤシオはまだまだ先かな?
午後1:55、そんなこんなで漸く登山口に戻って来た。
予定の時間よりも少し遅かったかも知れない。
いや、休憩、撮影タイムを含めて総行動時間4時間30分は略CT通りか。
その後佐野市のかたくり山公園東口へとナビを設定してR50をかっ飛ばす(笑)
コメント