朝日岳の肩より朝日岳を往復し、休憩無しで目指す三本槍岳へと向かう。


西側の谷から吹き上がるガスが気なるが、今日は天気が大きく崩れる不安も無くすこぶる気分が良い。


稜線を吹き抜ける風も爽やかでそれ程水分補給せずに済んでいる。


夏の日帰り登山には2ℓの飲料水を持参するが今日は半分でも十分だろう。



 


 


 


谷間に広がる綺麗なお花畑。



 


 


 


熊見曽根分岐を過ぎると目指す三本槍岳の堂々たる姿が望める。



 


 


 


 


 


 


 


 


一旦歩き難い階段状の道を下り清水平へ。



 


 


 


普段は枯れている湿原であるが、最近の大雨により水溜りが出来ていた。



 


 


 


ここから三本槍岳までに至る登山道脇には今現在多くのリンドウが見られる。 


その殆どが茎の小さなオヤマリンドウ。


【ミヤマアキノキリンソウとオヤマリンドウ】



 


 


 


ん?これは白花のヒメシャジンでしょうか。


雨に濡れて透き通るような美しさ。



 


 


 


そんな愛らしい花々に見惚れながらも、岩の合間を縫って急登するとあっという間に山頂到着。


時間は8時16分、峠の茶屋Pから朝日岳を経由して約2時間40分経過。



 


 


 


三本槍岳山頂からの360度の大展望は相変わらず素晴らしい。 


休憩をする前に、まずはその眺望を楽しむ事に・・・。



 


 


 


眼前には流石山、大倉山、三倉山の大きな山塊。


あの稜線が大好きでもう何度歩いた事か・・・。



 


 


 


その西側には条件さえ良ければ日光や尾瀬の山々が望める。



 


 


 


北に目を移すと美しい円錐形の甲子旭岳や二股山、遠方には磐梯山、飯豊山も望めると言う。



 


 


 


南には茶臼岳、朝日岳など那須の名峰が並ぶ。


何度見ても飽きる事の無い最上級の眺望。



 


 


 


東側に広がる雲海をズーム。



 


 


 


いや~、最高ですね。


雲上から見渡すこのダイナミックな情景・・・。



 


 


 


さて、山頂からの眺望を十分に堪能した後は少しの休憩を入れて下山開始。


復路も気合を入れての写真撮影となりました(^_^;)


花と蝶シリーズその1【クジャクチョウ】その美しい姿から高原の蝶の女王と呼ばれているそうですね。



 


 


 


その2【ナミアゲハ 】でいいのかな?



 


 


 


同上。 



 


 


 


そして再び、初秋の那須岳を象徴するエゾリンドウを真上から。 



 


 


 


清水平へ下る多数の登山者。


三本槍岳へと向かうハイカーのピークを迎えている。



 


 


 


撮影に夢中で気付くのが遅れたが、いつの間にか青空が消え怪しげな雲に覆われていた。 


これから山頂へ向かう人は天気が心配だな・・・。



 


 


 


そして周辺はガスに包まれて・・・。 



 


 


 


 



 


 


 


 お花畑の雰囲気もしっとりと・・・。



 


 


 


朝日岳の肩から少し下ってトラバース道を慎重に戻る。 


狭い登山道での交差時は譲り合いが大切。



 


 


 


 



 


 


 


峰の茶屋避難小屋まで戻って来ました。


三本槍岳山頂でも軽い食事をしたが、ここまで戻れば一安心。


小屋脇の大き目の石に腰を下ろして暫しのランチタイム。



 


 


 


さて、カリヤスモドキの穂が伸び始めると那須岳はすっかり秋の装い。



 


 


 


あと2~3週間もすればエゾリンドウの見ごろとなるんだろうな。


その時にはまた訪れてみたいね。 



 


何度でも歩くたびに好きになる。


そんな魅力が限りなく詰まった那須岳でした。


峠の茶屋駐車場に戻ったのは11時過ぎ、休憩を含めて往復約5時間半の充実した山散歩。


やっぱり、山歩きは晴天に限るな・・・。


あっ、しまった!・・・今回はセルフ撮りするのを忘れたね(笑)