飽きもせず、まだまだ続く桜の話題・・・(o^ ^o) /
「満開の桜の下でお待ちしております」
そんなメールが入ったのは富士見峠での休憩中だった。
古賀志山からの帰りに塩谷町の桜の名所、大平崎公園(自然休養村センター)に寄り道。
春は桜やツツジ、秋には彼岸花の名所として知られている。
全景を撮影するために手前の農道に車を停めて・・・。
肌寒く今にも泣き出しそうな空模様だが、彼女が言うとおり桜は満開を迎えている。
園内を散策しながら逸る気持ちを抑えつつ、約束した彼女の待つ桜の木の下へと向かった。
ちらほらとツツジの蕾も膨らみ始めている様子。
それにしても公園の高台からの眺めは抜群だ。
桜と里山の風景もマッチしている。
塩谷町の石尊山。
宇都宮市の羽黒山。
天気が悪い為か花見客も疎らな多目的グラウンド。
人が少ないので密会には持って来いの場所だ。
研修センター前には良く手入れされたミツマタの大株が人目を惹く。
花が満開。
枝垂桜も綺麗だ。
嗚呼、早く貴女に逢いたい・・・。
木造のバンガローやバーベキューが出来る炊事場も設置されている。
賑やかな若者たちの歓声が響くが、私の耳には届かない。
嗚呼、貴女は何処に・・・。
さて、彼女との待ち合わせ場所はこの辺りなのだが・・・?
周辺を見渡すが姿が見えない。
と、その時けたたましく鳴り響く携帯電話の着信音!
「あんた、帰りに豆腐買ってきて!」
妻からの電話・・・
それは夢から覚めた瞬間でもあった。
花冷えの 公園の桜の下
ちょっと 俯く気持ちに
椿の「あか」が
心救う 春の一日
※作 亀三郎先生
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