星ふる学校「くまの木」で知られる、塩谷町の旧熊ノ木小学校裏山に散策コースが整備された。


地元有志らが2008年からこつこつと取り組み、旧通学路などを含む計約5kmの散策路が先頃開通した。


そんな情報を知って早速コース散策・・・って言うか、今回は偵察にと訪れたのである。


 これからの冬に掛けての季節、里山の散歩コースを探していたのでこの情報は有り難い。


今回は星ふる学校「くまの木」を起点に、散策路を反時計回りで歩く事にした。



 


 


 


塩谷町旧熊ノ木小学校は1999年3月31日に124年の歴史に幕を閉じ廃校となった。


2002年4月に宿泊できる体験学習の拠点施設、星ふる学校「くまの木」として生まれ変わる。


校庭には直径3.5mの天体ドームに、口径35cmの望遠鏡が設置されている。



 


 


 


車道の途中から左折し山中に入るが、手作りの看板も設置されて道迷いの不安はない。


かつてはこんな山道を通学路として使ってたんですね。


熊ノ木という地名から熊出没が連想されて一人歩きはめっちゃ不気味であった。


コース途中にはカエデの大木も多く紅葉すると見事であろう事が想像できる。


東荒川上流に広がるもみじ谷と合わせて紅葉散策と洒落込むのも面白そうだ。



 


 


 


分岐からはお好みのルート選択もできる。


初めて歩く山中の散策路ではちょっとした冒険気分が味わえた。



 


 


 


 



 


 


 


クヌギの捕植や下草刈などの里山整備が行き届く広葉樹再生林。


この先に続く作業道は散策路と間違いやすいので要注意である。


そういう自分もしっかりと間違えた・・・(^^ゞ。


なので、ここから一旦旧馬車道とくまの木への分岐に戻った方が無難です。



 


 


 


付近ではリンドウやセンブリなどの花々が多く見られた。



 


 


 


 



 


 


 


全体的には整備されているが、一部雑草が生い茂っている個所もある。 



 


 


 


旧馬車道への分岐を右に折れると広々とした空間のコナラ広場に着きます。


休憩するのに適している明るい雑木林。 


ここは40年ほど放置されていたが、木々の間引き作業などを実施し整備された。



 


 


 


その先の新しく舗装された林道に出ればコースも終盤。 



 


 


 


荒川に掛かる青いアーチ型の落合橋。 


この先には東古屋湖や尚仁沢名水パークなどの観光スポットもある。



 


何よりもここを卒業された人たちにとっては懐かしい思い出が甦るコースと言えるでしょう。


あの大きなカエデが紅葉する頃に再訪したいと思います。


 


※今回歩いた散策路コース 


星ふる学校くまの木~栃の木坂(旧通学路)~体験林A~広葉樹再生林~旧馬車道分岐


~コナラ広場~星ふる学校くまの木(反時計回り)