久し振りに日塩もみじライン沿いの旧鶏頂山スキー場からのコースを歩いてみた。


入り口には一際目立つ登拝口の看板と大きな鳥居がある。



 


 


 


ここから駐車場までの舗装道はかなり荒れているので走行に注意したい。



 


 


 


広い山荘跡前Pから旧スキー場のゲレンデ内を登る。


休日とあって既に車は5~6台止まっていた。


左右どちらからでも登れるようだが、自分は向かって左側のゲレンデを歩き出した。



 


 


 


冷え込んだ晩秋の朝、水溜りには薄っすらと氷が張っていた。


霜柱をざくざくと踏み締めながら緩斜面を進む。



 


 


 


 


ゲレンデを過ぎると木道が整備された小さな湿原(枯木沼)が現れる。


思えば登山を始めたばかりの5~6年前、様子を探りにこの辺りまで来た事がある。


単独だった事もあり山に対する恐怖感からその先に行くのを躊躇った。


数ヵ月後、同じ会社のМさんと知り合いこのコースから釈迦ヶ岳、鶏頂山を縦走した。



 


 


 


何故か今まで見逃していた大沼への案内標識。



 


 


 


矢印に沿って右へ数分ほど奥に進むと静かに佇む沼が出現。


わざわざここに立ち寄る人は少なく、不気味なまでの静寂に包まれている。



 


 


 


既に紅葉は終わり葉が落ちていたが、雰囲気のある面白そうな場所だった。


※(この画像のみ色彩補正をしました)



 


 


 


再び登山道に戻りヒノキ林の中を緩やかに登ると弁天沼。


かつての信仰登山の繁栄を忍ぶ雰囲気がある空間となっている。


鶏頂山と釈迦ヶ岳への分岐点でもあるので、殆どのハイカーがここで小休止する。



 


 


 


 



 


 


 


ここからは分岐を右へ鶏頂山を目指す。


途中何かの文字が掘ってある大岩を見つめる登山者。


この方、急坂を登るたびに絶叫に近い大声を出していた。


何を発しているか不明だが凄い気合の入れ方だ。



 


 


 


稜線に出て御岳山とその奥に釈迦ヶ岳を望む。



 


 


 


この先鶏頂山ピークまでは急斜面を一気に登る。


登山道は刈払いされ良く整備されているがこんな難所も待ち構える。



 


 


 


登山口から約1時間半、神社の建つ山頂(1765m)に到着。


※画像クリックで鶏頂山奉誌記。



 


 


 


山頂はやや広めでゆっくりと寛げる。


ここで早めの昼食とした。



 


 


 


山頂からは東側の展望が良く、目の前にどっしりとした釈迦ヶ岳が望める。



 


 


 


男性が指差す方向に前黒山、明神岳、遠く那須連山。


この方は凄く目が良くて釈迦ヶ岳山頂にいる登山者も見えていた。



 


 


 


左のピークから釈迦ヶ岳、中岳、西平岳。



 


 


 


反対の西側からも日光連山が望めるが霞んでいるのが残念だ。



 


 


 


下山は旧鉱泉吸収への稜線に出て釈迦ヶ岳の分岐から下山。


その稜線から振り返り鶏頂山を望む。



 


 


 


弁天沼からは来た道を戻る。


スキー場跡のゲレンデから望む冠雪した会津の峰々。



 


快晴無風の素晴らしい山日和でした。