梅雨の晴れ間を狙って福島県の田代山に行って来た。


ここは登山を始めたばかりの2004年6月以来6年ぶり。


その時は木綿のTシャツにスラックス、履き慣れた運動靴という山を舐めきったど素人の装備。


山頂で小雨に降られたり、下山時にソールが剥がれ難儀した苦い思い出がある。


その後も11kmという長い未舗装の林道がネックとなりずっと敬遠していた。


今回は天気も最高でリベンジを果たすには絶好のチャンスだった。


 


 


 


平日の早朝という事もあり猿倉登山口Pには僅か3台の車。



 


 


 


登山道は花々で彩られた沢沿いから始まる。



 


 


 


暫くはジグザグの登りが続く。


 以前は無かった熊避けのベルが2箇所設置されていた。



 


 


 


そこから少し進んだところで幼い女の子らしき甲高い声を耳にする。


ようやく先行者に近付いたのだろうか?


しかしどこまで行ってもその先行者に追いつかない。


変だなと思っていると薮の中で何者かの動く気配。


どうやら私が耳にしたあの声は人間では無かったようだ。


少し気味が悪かったが、それ程気にせず花の写真を撮りながら歩を進める。


登山道沿いにはお馴染みのマイズルソウやゴゼンタチバナが咲いていた。



 


 


 


小1時間もすると樹林帯を抜け明るい小田代に飛び出る。


湿原の花々を見ると気持ちが昂ぶるが、ここでは休憩しないで田代山を目指す。



 


 


 


山頂直下、咲き残りのムラサキヤシオが印象的。



 


 


 


山頂の高層湿原に到着。


まずは我が故郷の山、高原山をいつもの反対側から眺める。



 


 


 


一方通行の木道を反時計周りに進む。


正面の会津駒ケ岳には残雪もあり美しい雄姿が見られた。


6年前には何も見えなかったので感動である。



 


 


 


画像左上、虫が写り込んでいる(笑)。 


 


 


 


 


 



 


 


 


突如として現れる花畑はまさに雲上の楽園。


チングルマ・・・



 


 


 


ワタスゲ・・・



 


 


 


ヒメシャクナゲ・・・



 


 


 


コイワカガミとタテヤマリンドウ・・・


以上、今回目立った花々です。



 


 


 


湿原が終わり林の中に入って帝釈山へと向かうのだが、記事を分ける都合で田代山の画像を続けます。


帝釈山の帰り道、一方通行の木道を猿倉登山口方面に進む。


朝に比べて多くのハイカーも見かける様になった。



 


 


 


 



 


 


 


 



 


 


 


 



 


 


 


時間を忘れいつまでも眺めていたい風景だ。


昼寝を試みたが、木道では無理みたい・・・。



 


 


 


さて、時間を巻き戻し避難小屋前を通過し帝釈山へと向かいます。



 


初めて見るオサバグサの群生は超感動もんでした!