飽きもせず富士山シリーズです。
(撮影日は1月23日)
かつての山岳信仰の代表的なものが、その雄大な姿や時々の噴火などから富士山であったのは言うまでもないだろう。
富士山信仰は全国各地、特に関東に多く広まったと言います。
各地には「○○富士」と呼ばれる山が数多くあります。
大小合わせて350以上あるとも言われます。
姿かたちが日本の象徴である富士山に似ているところから、地域の人々に親しみを込めてそう呼ばれてきたのです。
ここ日光市芹沼の富士山(富士浅間神社)もその一つ。
R461とR297交差点の西側に佇む里山。
近くのコンビニに駐車の許可を得て目的地を目指す。
登山口は富士浅間神社。
その入り口には伝説の大草鞋が奉納されている。
地元に伝わる伝統や祭りに関しての説明板もあるが汚れが酷く解読不能。
後日ネットで調べると・・・
「芹沼地区にはこのような大草鞋を履く大男が住んでいることから、
悪者は近よらないように、また流行り病、疫病などの厄払い」として奉納された。
・・・とあった。
社務所前に奉納された石仏群。
鳥居を潜り参道(登山道)を登る。
途中の奥社。
やがて本格的な山道となる。
山頂直下の岩場。
僅か15分で山頂。
大谷石で造られた石室に浅間神社が祀られているとの事。
樹幹越しの日光連山。
眺望は期待はずれ。
かつての信仰が大切に伝承されていて、大変良く整備された芹沼の富士山。
少々荒れていても冒険心を掻き立てる塩谷町の富士山。
特徴こそ違えど、どちらも里山の魅力が詰まっております。
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