2019/2/11(月)、三連休の最終日に厳冬の那須・三本槍岳を歩いて来ました。
最強寒波襲来と南岸低気圧の通過で荒れ模様となった土日。
月曜日はやや曇りがちながらも漸く落ち着いた。
特に那須方面の天気が良さそうなので、迷いながらも当日の朝に那須行きを決める。
昨年と同様にMt.ジーンズ那須のゴンドラを利用。

ゴンドラを下りてからワカンを装着してスタート。
先行の4人組は東京から来たとの事で、昨日は爆風の茶臼岳に登り今日は三本槍岳へ。
いかにも江戸っ子らしいべらんめえ口調のリーダー(赤い人)が印象的だった。

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登山道に入ると連休前半が荒天であった為か、予想通りトレースはなし。
4人組のスノーシュー跡を追う様に歩いて行く。
中ノ大倉尾根から望む茶臼岳、朝日岳の雄姿。

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積雪は思ったよりも少なく、ご覧の様に笹が見えている状態。

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このアングルの朝日岳は何度見てもカッコいい。

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今のところ嬉しい青空。

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スダレ山への急登はゲレンデの様な斜面。
で、結局のところ青空はここまでだった・・・(^^;)

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スダレ山以降は高曇り、おまけに強風と言う冬山の洗礼を受ける事に。

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完全にモノトーンの世界に突入。

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先行者がいなければ、この辺で途中敗退だったかな?

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ワカンではどうにも太刀打ちできない個所もあり、今回は登山用のスノーシューが欲しいとマジに思った。
この日は10数名の登山者がいたが、9割がスノーシュー。ワカンは自分1人。中にはチェーンスパイクの人も。
踏み抜きは膝上。1歩間違えれば腰まで埋まるほど。

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雪上は歩き易いと言えばそうであるが、普段は使わない筋肉を使うので疲労も増す。
いつもの休憩ポイントである大岩にて小休止。
真っ白な甲子旭岳が素晴らしい。

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遠方には飯豊連峰、磐梯山、吾妻連峰、安達太良山などお馴染の山々を一望。

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先を行く4人組。
休んでいるうちに後から来たソロの男性3人に抜かれた。

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清水平分岐付近から白き雪原越しに望む1900m峰、朝日岳方面。

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これから向かう三本槍岳。
往路は夏道に近い所を辿っていく。

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幻想的な風景にカメラを向ける。

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最後の急登を終えるといよいよ山頂が近づく。
但し、ここからは踏み抜きも多くなるので要注意。

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ザ・ビクトリーロード♪
前には7人、自分は8番目だったかな?

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強風の三本槍岳山頂。気温はマイナス10℃程でしょうか?
体感はそれ以上!

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眺望もまずまず。

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真っ白な飯豊連峰がくっきりと見える。

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もこもこと天使の羽?がいっぱい。

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いつもならここでランチタイム・・・だけど、余りの寒さに耐えられずに撮影を速やかに済ませて即下山。
殆どの登山者が直ぐに退散してしまう程の極寒であった。

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勿体ないけど周りの景色を楽しみながら下りましょう。

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復路は夏道から逸れて清水平分岐までショートカット。

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ランチは大岩の陰で強風に吹かれながらパンを立ち食い。
持って来たカップラーメンを食べる余裕がなかったのでお持ち帰り。

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振り返れば、ちょっとだけ青空が復活。

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中ノ大倉尾根を駆け下りる。

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尾根の後半は強風で舞い上がる雪煙などを撮影して樹林帯へ。

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スキー&スノボー客で賑わうゴンドラ山頂駅に無事到着。

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最後まで青空GETとは行かないまでも、好天に恵まれた厳冬の三本槍岳を悔いなく楽しむ事が出来た。
これで今シーズンの雪山山行は最終章・・・終わりではない(笑)
実はあと2~3、他に行きたいところを残してはいるが、遠征になるので実現は難しい。
来シーズンの為にまずはグリーンシーズンに偵察、その方が現実的かな?