2023/8/21(月)、お盆が終わったのでボチボチ活動開始です。
さて、どこへ行こうか?
長野方面への車中泊遠征山旅も候補であったが、どう足搔いてもモチベーションの低下が改善できない。
と言う事で、以前から気になっていた福島県の猪苗代湖と郡山市に挟まれた大将旗山~額取山への日帰り山行を選択。
安積アルプスとも呼ばれる標高1000m前後の稜線歩きだ。
コースは猪苗代湖側からアプローチして御霊櫃峠(ごれいびつとうげ)からの往復とした。
登山適期は5月下旬~6月上旬、10月中旬~下旬がお勧めとなっているが、この時期にしか見られない植物を探しながら歩くのも悪くはなかろう。
また、条件次第では好展望の稜線歩きが楽しめる。
今回はカワラナデシコ、ナンバンギセル、マツムシソウ、アケボノシュスラン、ヤマトリカブトなど、多くの花々を愛でることが出来た。

インパクトある名の御霊櫃峠を知ったのは確か9年程前のyosiさんのブログだった。
yosiさんどうしてるかな?風の噂によると、茨城県某所の実家の方に戻って元気に過ごしているとか。

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御霊櫃峠には先着の車が1台。駐車場向かい側にトイレ有り。
本日の登山者は自分を含めて2名のみ。休日はこの時期でもそこそこ多いらしい。
進行方向、気持ちの良い尾根を登って行く。

まずは可憐なカワラナデシコのブーケがお出迎え。

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ぽつりぽつりとマツムシソウ。

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駐車場方面から賑やかな声がしたので振り向くと、ロードバイクのチームが峠に上って来た。
まあ、彼らは登山はしないだろう。

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辺りをキョロキョロしながら登って行くと、珍しいナンバンギセルを発見。
見頃は過ぎているけど、どうにか間に合った。

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ケルンの小ピークから望む手前黒岩山、後方に大将旗山。
この時点では目指す額取山は望めず。

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磐梯山の頭がちょこんと。

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風神、雨神の祠。

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巨岩の黒岩山から歩いて来た稜線を振り返って。
郡山市方面の谷間からガスが湧き上がる。

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森の中に入るとラン科の植物が目につく。
ひっそりと佇むミヤマウズラ。

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若いブナの森を行く。

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登山道脇の林床にはアケボノシュスランの群落。

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曙色のカワイ子ちゃん。
会津の山にはこんな珍しい植物が惜し気もなく沢山咲いている。

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これまでに出会った花々の一部。
ウツボグサ、アキノキリンソウ、ゲンノショウコ、シシウド、キリンソウなど。

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やがて視界が開けてくると磐梯山や猪苗代湖の眺望が良好になる。

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ノアザミにはキアゲハが良く似合う。

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もう一丁、別アングルで。

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オミナエシ。

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オヤマボクチ。

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大将旗山直下の開放的なお花畑。

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眼下に猪苗代湖。

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マツムシソウの群落。

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大将旗山(1056m)山頂にて小休止。
ここで行程の3分の1・・・先はまだ長い。

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大将旗山を越えると、これから向かう額取山(後方)を視界に捉える。
で、自分の姿はと言うと、頭の天辺からつま先まで滝汗と朝露でびしょ濡れ。
こんな時は絶対に知人と会いたくないものだ😅

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ホタルブクロ。

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ヤマジノホトトギス。

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意外なことにヤマトリカブトが多く観られた。

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水場まで3分・・・行かなかったけど。
今日は2.5ℓほどの飲料水を持参して、消費したのは1.5ℓだった。

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ボタンヅル。

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クサボタン。
花は峠から大将旗山までに多く観られたが、額取山周辺にもそれなりに咲いている。

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山頂付近からの磐梯山。
その後、雲に隠れる。

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額取山(1008m)山頂に到着。
広めの山頂部で早めの昼ご飯とした。
先行のソロ男性も休憩していたが、自分が近づくと直ぐに下山してしまった。

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その後、下山時の写真は無し。
休憩後にカメラの電源を入れようとしても全く無反応。
滴り落ちる滝汗が原因で故障してしまったのだろうか?
電子部品がやられたな・・・😭

御霊櫃峠~大将旗山~額取山往復。
距離:6.6㎞、CT:4時間10分、のぼり/くだり(累積)602m。
それほど酷い疲労感は残らずまずまずのペース配分。
下山後の靴の履き替え時に右足脹脛の痙攣があった以外は問題なし。