2022年3月10日(木)、約一カ月半ぶりの山歩きとなりました。
お花見山行へと移行する前に最後に行きたい雪山が3カ所。
①中ノ大倉尾根経由の三本槍岳、②昨年に続いての西吾妻山スノモンハント、③3年ぶりの観音山。
どれも甲乙つけ難いけど、ブランクが空いているので最も楽そうなMt.jeansスキー場からの三本槍岳に決定。
標高1410mの山頂駅までゴンドラ(往復1500円)で運んで貰います。

家から車で約10㎞走ったところでカメラを忘れたことに気付き引き返す(^^;)
久し振りの登山に浮足立ってバタバタしたけど8時30分のゴンドラ1番乗り。

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ゴンドラを降りてワカンを装着・・・股関節が硬いのでこれまた手間取る。
ゲレンデ上部の雪回廊が凄い!

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樹林帯を抜けるとこの絶景!
中ノ大倉尾根からの茶臼岳と朝日岳。

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歩き出して直ぐにアウターを脱いだけど、流石にこの辺りは風が強く寒い。
防寒対策を万全にして再スタート。

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そうそう、この景色が見たかったんだよね。

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まずはコース前半の核心部、スダレ山の白い壁を直登。
山頂駅でワカン装着に手間取っている間に追い抜かれたスノーシューのおっちゃんが小さく見える。

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やや強かった風はスダレ山を過ぎると弱まり安堵。

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大岩付近から望む真っ白な甲子旭岳。
絶景を前に気分も高揚。

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歩き出しは不安もあったが、この辺りまで来ると余裕が出て来た。
山の空気に触れる楽しさを思い出す。

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清水平付近の雪原の先に1900m峰と男前の朝日岳。

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厳冬期に比べ何となく穏やかに見える優しい風景。

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本日の核心部、三本槍直下の白い壁が見えて来た。

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樹氷も少々。

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例年だと踏み抜き地獄が待ち構えるこの辺り。
今回は積雪も多く、また良く締まっているので問題なし。
ワカンやスノーシューと言った浮力系ギアよりもアイゼンが最適かも知れません。

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ラスボスに立ち向かう先行者の姿が小さく見える。

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さあ、自分もいざアタック!

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白い壁を乗り越えて振り返る。
後続者も来てますね。

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山頂へのビクトリーロード。
周りの景色を堪能しながらゆるゆると歩いて行く。

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スタートから約2時間20分、コンディションにも恵まれ順調に三本槍岳山頂へと到着。

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山頂標識のエビの尻尾は過去最高の成長具合。
今冬の厳しさを物語っている。

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神々しいばかりに美しい裏那須の稜線。

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こちらは甲子旭岳~観音山方面。
今日は北側の雲が多く、遠方は得られずも大満足の眺望。

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こんな絶景をおかずに暫しのランチタイム・・・と言ってもカップラーメンだけど(笑)

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最後にもう1度裏那須の白き稜線を眺めて下山開始。

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これで未練を残すことなくお花見山行へとシフトチェンジ出来そうだ。

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シーズンの終わりに最高の雪山歩きが出来た事に感謝。

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後ろ髪を引かれつつ振り返ればあっぱれ那須ブルー!

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賑わうゴンドラ山頂駅に無事ゴール。
ゴンドラ下車後、インフォメーションセンターにて下山の報告をして終了。
全身筋肉痛になる程に疲れたけど、楽しい雪山山行となりました。

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帰路の途中で今話題になっている真っ二つに割れた殺生石に寄り道。

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封印を解かれた九尾の狐は何処へ?

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世界平和を願いつつ、那須の地を後にする。

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