2018/6/24(日)、小豆温泉窓明の湯オープンを記念して開催された今年限定の窓明山山開きに参加して来ました。
道の駅きらら289駐車場で4時過ぎに目を覚ますと、同じく車中泊したと思われる車で満車状態。
お隣の人とお話しすると、その方も窓明山山開きに参加との事。
集合場所の小豆温泉・三ツ岩岳登山口に早目に到着したが、入り口の駐車場は既に満車で奥へと誘導された。
受付開始は6時20分からであるが、その1時間前には既に長蛇の列。
自分も含めて限定と言う魅惑のお誘いに飛びついた輩が集まり大盛況である。
受付で記念バッジ、タオルなどを頂いてさっさとスタート。
登山口は国体コースからと保太橋の2カ所であるが、窓明山山開きと言う事で後者を選択。
地元の方の情報ではどちらから登ってもキツイのに変わりはないとの事。確かに最初から半端ない急傾斜である。
今回はそのハードさに加えてそこそこのロングコース。
こんな時は50人に抜かれても気にしない程度のスローペースで歩く事にする。
最初のピーク巽沢山。窓明山までは未だ4分の1程か?
今日は先が長いので大休止はせずに小休止を多めに入れる作戦。
家向山尾根を越えると漸く窓明山への後半に突入。
樹間から目指す窓明山(右)と三ツ岩岳への稜線が見えて来る。
またこの一帯は豊かなブナの原生林で気持ちの良い尾根歩きが楽しめる。
足元にも様々な花が増えて来る。
イチヨウランでしょうか?余り気づく人もいないが、自分はこの周辺で2株ほど確認できた。
ユキザサ。他にはツマトリソウ、マイヅルソウなど。
ハクサンシャクナゲの美人さん。
準主役級のゴゼンタチバナ。
一際色鮮やかなムラサキヤシオ。
最も多く目立っていたのがミツバオウレン。
こちらはムラサキヤシオ越しの三ツ岩岳。
そして、遂に窓明山山頂への最後の登り。いやいやマジきつかった~(^^;)
山頂直下から望む雪渓越しの三ツ岩岳への稜線。
山頂では多くのハイカーが休憩中。
コースタイムをややオーバーして山頂へと到着。
大半の人はここで大休止して同じルートを戻るらしいが、自分は折角なので三ツ岩岳避難小屋方面への周回とする。
花目的の山行ならば、やはりこの稜線を歩かなければ意味ないじゃん。
ワタスゲ咲く小湿原を抜け一旦は大きく下って行く。
稜線は木々の背が高く西側の展望は得られないが、越後三山などが見える場所もある。
コバイケイソウはまだ蕾。
さあ、いよいよ本日のメインイベントである花と展望の尾根歩き。
するといきなり登場!愛しのシラネアオイさま。 余りの美しさに虜になってしまいました。
稜線上東側の急斜面に咲いているので撮影できるのは一握り。
それでも数十株単位で群生してたかな?
歩いて来た窓明山からの稜線を振り返る。
水溜り(池塘?)には蛙のカップル。
コース途中には僅かながらも残雪あり。念のために軽アイゼンを持って来たが使用するまでもなかった。
咲きたてフレッシュなショウジョウバカマ。
雪解け後に姿を現したばかりの小湿原。まだ花は咲いてない。
ミツバオウレンの次に多かったのがイワカガミ。
ツバメオモトは最盛期。
恥じらい気味のエンレイソウ。
避難小屋までへの急登もシラネアオイの優しい微笑みに癒される。
シナノキンバイ咲き始め。
コミヤマカタバミの誘惑。疲れているけど目と目が合ってのスクワット(笑)
登り切って三ツ岩岳避難小屋に到着。
超健脚者は三ツ岩岳山頂まで行く人もいたが、自分にはもうそんな余力はなく精一杯。
ここで2度目のランチタイムにしたが、パサパサしたパンが喉に入らない。
下山を開始すると程なくして雪解け間もない小湿原を通過。
ハクサンコザクラの開花はもう少し先かな?2週間後の三ツ岩岳山開きには見頃になっているでしょう。
花のロードはまだまだ続く。色の濃いイワナシの花。
純白のサンカヨウにも出会えた。
オオバキスミレ。
そして・・・な、な、なんと!イワウチワまで\(^o^)/
そんな花々が無くなる頃には疲れもピークに。
激下りに難儀して膝をカクカクしながらの下山となった。
中には足の踏ん張りが利かずに尻もちをつく人もいるくらい・・・。
下山も休み休みであったが、スタートしてから8時間後には無事ゴール。
ハードなのは覚悟の上での山開き参加であったが、無理をせずにマイペースで歩き通すことが出来た。
またシラネアオイなど他の花々も多く、花撮りスクワットを存分に楽しめて大満足。
窓明山、半端なく素敵な山だった。
2週間後の三ツ岩岳山開きにまた来ちゃう?って、嘘・・・もう暫くいいや(^^;)
●三ツ岩岳登山口(6:21)~巽沢山(7:28)~窓明山(10:03)~避難小屋(11:24)~登山口(14:23)
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