春の嵐が過ぎ去った直後の週末であったが、折角の晴れ予報なので栃木・茨城県境の焼森山~鶏足山を歩いて来た。


って、めっちゃ曇っているし・・・(T_T) これから晴れるのかな?


今回は茂木町のいい里さかがわ館から焼森山~鶏足山、鶏石から並柳への尾根を下ってミツマタ群生地経由で戻るルート。


諸事情により当初の計画通りではなかったものの、約4時間半の里山散歩を満喫する事が出来ました。



 


 いい里さかがわ館の駐車場をお借りしてスタート。


他にも10数名のパーティがハイキングの準備中でした。


来週末辺りからは近年人気のミツマタ群生地へのシャトルバスも運行されるようです。



 


 こちらのコースを歩くのは初めてであるが、道標に従い2km先の焼森山登山口を目指す。



 


 まずは正面に焼森山を仰ぎ見ての単調な林道歩き。


途中で通り掛かりの車に乗ったおじさんに「鶏足山に行くのか?」と声を掛けられた。 


「ミツマタ群生地へも行ってみたら?」「ええ、状況次第では・・・」地元の人との触れ合いも里山歩きならではの一コマ。



 


 スタートから35分も歩いたでしょうか?


焼森山登山口に到着。ここからは整備された登山道歩きとなる。



 


 登山道を歩いて間もなく、ミツマタ群生地から新ルートを登って来たソロ男性とバッタリ。


このコースは初めてと言う事で、焼森山~鶏足山までの同行を懇願された。


旅は道連れ?まあ、断る理由もないし、山談義などをしながら一緒に歩く事にした。


こだま岩から雨巻山~高峯~仏頂山、後方に加波山~筑波山の眺望。



 


 焼森山(423m)山頂。



 


 山頂から加波山~筑波山方面。



 


 焼森山から座禅岩を巻いて鶏足山へと向かう。


芳賀町からの男性は足場の不安定な岩場や高所が苦手で、ちょっとした場所でも四つん這いになってしまうとか?


ご覧の様に随分慎重に歩いていました。



 


 程なくして鶏足山北峰(三角点)に到着。


今日は残念ながら富士山は見えませんでした・・・って言うか、鶏足山からの富士山は未だに縁がない。


ここで城里町側の登山口から登って来た茨城県の中高年男性と合流。



 


 3人一緒に展望の良い鶏足山北峰(430.5m)へと到着。情報交換などをしながらの小休止。


更に花香月山手前の鉄塔まで行くという2名が加わっての山談義。



 


 鶏足山山頂は山のぼらー・・・いや、山好き中高年の社交場へと化していったのである(笑)


生憎の曇り空であるが、眺望はまずまず。高原山~那須連峰を望む。



 


花香月山方面ヘの尾根。



 


 山頂に居合わせた数名で護摩焚岩の斜面を下る。



 


 芳賀町からの男性とは並柳への分岐でお別れ。自分と茨城の男性は鶏石まで足を延ばす。


当初の予定は鶏石から北側の尾根経由で戻る予定であったが、茨城の男性お勧めの並柳への尾根を下る事にした。



 


 鶏石から一旦戻って並柳方面へ。



 


 道標は分岐から先には無かったが、踏み跡明瞭で尾根を忠実に辿れば迷う事はない。


但し、前日の大雨で増水した沢の渡渉にやや難儀。



 


その後、折角なので開花前のミツマタ群生地を一周り。



 


日当たりの良い場所は一部開花が始まっていたものの、まだまだ殆どが蕾の状態。


何分咲きと言えるレベルではない。



 


森の妖精たちが一斉に目覚めるのは約2週間後か?


気温が上がれば来週辺りからボチボチ見られるでしょう。



 


群生地までご一緒した茨城の男性曰く、「白い蕾のミツマタもこれはこれで好きなんだよね」。


なるほど、分からないまでもない。



 


 とは言え、一面が黄金色に輝く森を見てみたい。 



 


 



 


また機会があれば訪れよう。



 


さて、ミツマタ群生地を後にここからは一人旅。


昨年は群生地寄りの新ルートを登ったが、今回はその先の新ルートを経由。



 


  沢筋の登山道は大雨で川状態となっていました。



 


 



 


 足元に咲く春蘭などを探しながら戻って行く。



 


 



 


カンスゲ。 



 


里では梅が見頃を迎え様としていました。



 


春本番まではもう暫くの時間を要しますが、早春の里山歩きを楽しんで来ました。


 間もなく芽吹きの季節を迎えます。