そろそろ早春の花にも巡り合いたいところであるが、厳しい寒さの続く県北部の春はもう少し先になりそう。
と言う事で、今回も雪遊び~♪
2018/2/17(土)、昨年に続いて恒例となった雪の八海山神社を歩いて来た。
2月中旬ともなれば雪遊びシーズンもいよいよ終盤戦。
さあ、雪が腐ってしまう前に今年も行ってみようじゃないか!
週末は低気圧の影響で北日本は大荒れとなり、北部の山々は時間経過と共にその影響をまともに受けそう。
午前7時30分、八方ヶ原の学校平から快晴、無風の中を早目のスタート。
大間々への登山道は積雪たっぷりながらも良く踏み締められて歩き易い。
雪質もカリカリ・・・。
トレース明瞭の冬道を最初はツボ足で歩き出す。
先週の三本槍岳は展望目的の山行であったが、今回のテーマは静かな森の雰囲気をじっくり味わう事。
まずは雪面に影を落とす樹形やキラキラと輝く宝石を探しながらのんびり歩く。
トレースを辿れば難なくツボ足で登って行けるコンディションであったが途中でワカンを装着。
自分だけの足跡を残しながら気ままに森の中を歩き回る楽しさ。
木の根っこの傍を避けて通ればそれ程踏み抜く事もない。
ツツジのトンネルを抜けると、やがて明るいダケカンバの森へ。
元キャンプ場があった小間々周辺の雰囲気が好きだ。
大間々への入り口が近づくと雰囲気も一変。
森を抜けた先は、辺り一面がレンゲツツジの群生地。
大間々から望む男鹿山塊~那須岳方面は既に雪雲が纏わりついて荒れ模様。
こちらでも時折強い風が吹き抜ける。
このまま八海山神社に辿り着くまで天気が持つといいけど・・・。
まあ、いざとなったら森の中に逃げ込んで適当に遊べればいいさ。
スノーモービル跡の残る林道を経て見晴コースへ。
静寂の中に聞えて来るのは風のざわめきと野鳥の囀り、そして自分の歩く足音のみ。
樹林帯の急登を終えると漸く展望が開け、見晴らしの良い稜線に出る。
高原山の盟主たちも機嫌良く姿を見せている。
雪庇の発達した個所は遠巻きで慎重に歩く。
ここからは遮るもののない尾根歩き。
風は強まったり弱まったりで、日差しがある時と曇った時の寒暖差が激しい。
雲の流れを気にしながらのラストスパート。
午前10時10分頃、貸し切りの八海山神社に到着。
岩陰に腰を下ろして風を避けながらのランチタイム。おにぎり🍙2個をペロッと頬張る。
ここで1時間くらいはのんびりする予定でいたが、迫り来る雪雲と強風、そして寒さに耐えられず敢え無く退散。
小雪が舞う中を下山開始。
朝のスタート時は快晴だったが、あっと言う間に天気が急変。
ただ、昼前から崩れるのは分かっていたのでこれも想定内。その為の早立ちであった。
下界はまだ晴れている。
途中でソロのお姉さんとスライドしたが、この天気の中どこまで行くのだろう?
無理するとホワイトアウトしちゃうよ。
まあ、山慣れしていそうなのでそれくらいの判断は出来ると思うけどね。
さて、自分は緩斜面になってから登山道を外れ、踏み跡のない森の中を適当に歩いて行く。
最初は林間コースへ抜けて大間々に戻ろうと思ったが、小心者なのでコースからそれ程離れずに進む。
また、雪面には薄っすらと古いバックカントリーの跡も見られた。
そんなプチ冒険も時間にして20分程度だったでしょうか?
無事に見覚えのある大間々コースに復帰した時は安堵したが、辺りはご覧の通りの猛吹雪。
それでも森の中に入ればそれ程の不安もなく、雪上歩きを楽しみながらの下山となった。
おや、コゲラさんかな?
その後、地吹雪舞い上がる学校平に無事到着。
満車状態の駐車場であったが、その大半が今や観光地と化したスッカン沢へ向かったと思われる。
大間々~八海山神社方面は自分の他にソロのお姉さんとお兄さん、それにスノーシューの年配ご夫婦だけ。
静かなる山旅となりました。
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