久し振りにハクチョウが見たくなって大田原市の羽田沼まで足を運んだ。
栃木県北部では有数のハクチョウ飛来地として知られるが、その数が年々減少傾向にあるのが現状です。
今回もたった1羽のみの寂しそうな姿があった。
写真撮影をしていると近くにいた地元の方らしい年配の男性が話しかけて来た。
昔は数百羽単位で飛来していたが、今は寂しくなったものだと嘆き節。
現在いる1羽も翼の負傷により遠くに移動出来ずにいるだけと言っていた。
羽田沼にハクチョウが来なくなった理由は、数年前に禁止となった給餌が大きな原因との事。
給餌による水質汚染で下流域に生息するミヤコタナゴが減少した。というのがお役所の言い分らしい。
まあ、餌付けに関しては肯定も否定も出来る立場でないが、この男性は給餌をしてハクチョウを呼んでいた側だと思われる。
ミヤコタナゴが減少したのは給餌だけでなく、沼に放流したブラックバスが原因だ!とまくし立てる。
その男性によれば、俺に任せればミヤコタナゴなんていくらでも繁殖可能との事。
それをお役所のお偉いさんに訴えると、国の天然記念物なので勝手に繁殖させるのは違法になる・・・と。
自分たちでは何もできないくせに偉そうに!と、憤慨していた(笑)
以前の様に賑わう羽田沼に戻るのを誰よりも願っているんだろうね。熱心に語るのを黙って聞いていました。
その後、その男性に教えて貰った別のハクチョウ飛来地に行ってみたが、場所がよく分からずに辿り着けなかった。
多い時には70羽程のハクチョウを見ることが出来るらしい。
また、その内機会があれば訪れてみよう。
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