先月の18日に奥日光を歩いた際に痛めた左膝の調子も大分良くなった。


本格的な山歩きが可能か否か試す為に選んだのは南会津町伊南地域の尾白山(おじらやま)。


地形図にも名の無いマイナーな山ではあるが地元ではシンボル的存在で、5月の山開きイベントでは賑わいを見せると言う。


伊南三山の中では5月の残雪期に歩いた三ツ岩岳は勿論、10月に山開きが開催される大博多山も以前から知っていた。


尾白山を知ったのはつい最近(2年程)の事で、いつもご贔屓にしているブログやヤマレコの情報を参考にさせて頂いた。


登山口は小塩口と宮沢口の2カ所で、CTはどちらも4時間30分。周回しても5時間程度。


この時点ではリハビリ山行には丁度良いかな~。と思ったのですが・・・。


久川ふれあいキャンプ場に駐車して小塩登山口までの林道を歩いて行く。


尚、他には久川城跡の駐車場も利用可。登山口にも数台分のスペース有り(道はややダート)。



 


登山口で登山届を投函してスタート。


登山道は最初から急勾配で南会津の山特有のブナ林の急登続き。何カ所もロープが設置されている。


 今日は左膝に不安を抱えたままなので、膝サポーターを装着しスノーシーズン以外は使わないダブルストックでの歩き。



 


標準CTの倍はかかっても良いと思いながらのスローペースで、膝の具合を確認しながら1歩ずつ着実に歩を進める。


予想以上の急登に、リハビリ山に選んだのは間違ったかな?と後悔しながらも、黄金色に輝くブナの黄葉には癒された。



 


漸くもう一方の宮沢登山口との合流点に到達。


ここまで誰にも会わずの静かな山旅。紅葉のピークはこの辺りまで。



 


 この先も急勾配の直登が容赦なく続く。


登山道の両脇にはイワウチワの群生が山頂近くまで。5月に山開きを開催する理由が分かった。


イワウチワ、タムシバ、アズマシャクナゲなど花の名山でもあるらしい。



 


 前方に山頂らしきピークが見えて来たが、どうやらあちらはニセピーク(1,278P)



 


稜線の美しいブナ林は既に落葉し、これから到来する厳しい冬の為の準備に入っていた。



 


豪雪に耐え、力強く生き抜くブナたち。


自然界の営みって、人の想像を遥かに超えている。



 


1,278Pからは眼下に広がる古町地区の街並みとゆったりと流れる伊南川。


北には雪を被った飯豊連峰の姿が確認できる。


また、茶~黄~緑と尾根に広がる紅葉のグラデーションも素晴らしい。



 


 さて、いよいよ本当の山頂直下。そこには見た目90度の約30m急登が待っていた。


ロープ、鎖が設置されているので登りは何とか。下りは要注意箇所。



 


そんなラスボスをやっつけると、漸く山頂へのプロムナード。


 尾白山と言えばこの光景。終盤ではあるが、直下の斜面を彩る紅葉が素晴らしい。



 


 南に三ツ岩岳~大戸沢岳の稜線が見えて来た。



 


 アップで・・・


5月の残雪期に会津駒から縦走したのを思い出すね。



 


 登山口から3時間10分、尾白山山頂(1,398m)に到着。


随分ゆっくりであったが、ペースはまずまずか?



 


まずは山頂からの大展望を楽しもう。


 北に大博多山と後方に冠雪した飯豊連峰。大博多山にもいつか登りたい。



 


一頻り眺望を堪能した後は貸し切りの山頂でランチタイム。


と言っても、下山してから道の駅でトマトラーメンを食べる予定があるのでパン2個のみ。



 


 さて、下山も普通以上に時間を要しそうなので、そんなに長居はできず。


  片側が切れ落ちた良い感じの痩せ尾根を下って行く。



 


 



 


稜線からは伊南郷が間近に見えるけど、物凄く奥深い山に来た感覚があるのはとても不思議。



 


あ~っ、それにしても凄い急斜面。絶対に膝を痛めない様に細心の注意を払って慎重に・・・


 って、膝を庇っていた訳ではないけど、左大腿部が痙攣した時は焦った(^^;)


約10分程休憩後にどうにか復活。


その後新潟から来た5名のパーティとスライド。結局この日に会ったのはこの方たちのみ。



 


分岐からは予定通りに宮沢登山口への下山。



 


 塩沢口と同様にブナ黄葉が盛りの尾根歩き。



 


こちら側の登山道もそこそこ急勾配。ロープ設置箇所あり。


 快調に下って、やがて前方に紅葉に彩られた雑木の里山が見えてくると・・・



 


宮沢登山口に到着。ここで下山届を投函。



 


 膝の調子も問題なく、錦秋の里山を眺めながら爽快な気分で林道を歩いて行く。



 


 



 


 沢沿いの紅葉も美しい。



 


 



 


稜線の紅葉は終わっていたが、里近くでは今が盛り。



 


長い車道歩きに疲れたころ、出発地近くの久川城跡入口に到達。



 


 今日1番の鮮やかなカエデの紅葉がお出迎え。


その後、久川ふれあいキャンプ場に戻って無事ゴール。


心配していた膝も全く問題なく、まずは一安心。やっぱり山を歩けるって楽しいな。



 


帰路は「道の駅きらら289」でトマトラーメン。


久し振りに美味しい!って思えるトマトを食べました。



 


 それにしても南会津の山は侮れない。


最初から最後まで直登気味の登山道に何度も心が折れそうになった。


もう、2度と来るもんか!と思ったのはその時だけ。稜線の紅葉が盛りの頃にまた訪れてみたい。


 


●2017/11/3(金)


●久川ふれあいキャンプ場6:35~ 小塩登山口~尾白山9:45~宮沢登山口~ふれあいキャンプ場13:25


●距離:10.7Km ●行動時間:6時間50分 (標準CTに比べると超スローペース)