2017/8/13(日)、恒例のハクサンコザクラ咲く会津駒ヶ岳に行って来ました。
当初は山の日(11日)に滝沢IN~キリンテOUTの山行を計画していたが、天気予報が思わしくなかったので中止。
休み中にどこにも行かないのは癪なので予報の良さそうな13日に急遽会津駒へと向かった。
前夜までは日光男体山でも登ろうかと思っていたが、ピンポイントで県北部を中心に雷雨予報が出たので行先変更。
会津駒ヶ岳のてんくら予報はまずまずであったが、檜枝岐村に着くと小雨模様。
雨雲を突き抜けて山頂は晴れ!なんてミラクルを期待しつつ滝沢登山口から登り始める。
こんな天気なのでカメラの出番もないままに水場到着。
森林限界を迎えるころには雨脚も強くなって来たのでカッパの上を装着。
展望はなくてもここまで来れば安堵の時。
高層湿原にはしっとり濡れたキンコウカ。
シースルー状態のイワイチョウなどが花盛り。
駒の小屋へと続くハイジの丘もガスに覆われ幽玄な世界を醸し出す。
尚、この辺りのチングルマは既に果穂となっている。
歩き出してから3時間弱、駒の小屋に到着。いつになく足取りが重く疲労を感じるのは天気の所為?
ひっそりと静まり返ったベンチで小休止。
駒ノ大池から会津駒山頂へ。
会津若松市から来たという前を行くおじさんは7年前の山開き以来との事。お話好きな方でした(笑)
駒ノ大池先の群生箇所にはまだハクサンコザクラの姿はないが、その先の山頂までの中間辺りに少し咲いていた。
今年は雪解けが遅かったので8月中旬になって漸く見頃を迎えた様子である。
昨年に比べると2~3週間の遅れか?
山頂付近は結構強めの降雨となっていたが、居合わせた若者に記念写真を撮って貰う。
その後、天気回復を期待して取り敢えず中門岳まで行く事にした。
山頂から下った先の鞍部付近にはこの日1番のハクサンコザクラの群落が見られる。
雨が降っているのでじっくり撮影できないのが残念だ。
中門岳へと続く神の稜線もベールに包まれたままであるが、何となく明るくなって来る兆しが感じられた。
山頂で居合わせた元気な若者も後からやって来てあっという間に私を抜く。
足元に咲くチングルマの残り花。
過去に何度も転倒した経験から、雨で濡れた木道を歩くのは大の苦手で腰が引けてしまう。
実はこの日も1度だけ豪快に尻もちをついた・・・(>_<)
雨の中門ノ池では傘をさして休憩中のハイカーが1人。
この方は70才過ぎていて、30年かけて日本百名山70座を踏破したとの事。
ガツガツ急がず、マイペースってところが素敵だよね。
さて、自分はその先の行き止まり、神々の遊ぶ庭まで足を延ばそう。
時刻は9時半を過ぎたでしょうか?漸く雨が上がったのでここで早目のランチタイムとした。
出番の少なかったカメラもここからは遠慮なく・・・(笑)
水滴つきのキンコウカ、ツルコケモモ、モウセンゴケなどを夢中になって撮影。
復路の中門ノ池。
今日の私はノロノロ亀歩き。多くの人に道を譲るばかり。
やがて期待通りにガスが切れ始め、僅かながらも青空が覗いて来た。
ハクサンコザクラも活き活きとした可愛らしい姿を披露。
同じくチングルマ。
ミヤマリンドウも嬉々として開花。
駒ヶ岳山頂もガスの切れ間から見え隠れ。
ハクサンコザクラの大群落。遠めなのでデジタルズームにて撮影。
ガスが湧き上がる三岩岳への稜線。
後ろ髪を引かれつつ神の稜線を振り返るが、今日の眺望はこれが限界。
また次の機会まで・・・。
山頂直下のトラバースより駒の小屋方面。
燧ケ岳は見えずとも時折日が射す好天となって来た。
で、今日1番の青空~~~\(^o^)/
駒の小屋前まで戻って来たところで空いているベンチに座って休憩。
十二分に休んだ後は、名残惜しくも下山開始。
機嫌よく姿を見せたハイジの丘を何度も振り返る。
後半になって遅ればせながらの青空となったが満足の山旅。
さらば夏の会津駒ヶ岳・・・また来る日まで。
往路の中門岳までは生憎の雨とガスの中の歩きとなったが、後半は雨も上がりしっとりとした山稜部の雰囲気を堪能。
またお目当てのハクサンコザクラのタイミングもいい具合であった。
一時は諦めていた会津駒だけど、思い切って来て良かったよ。
で、今回スマホのGPSログが途中で停止してしまい正確なログが記録できず。
●滝沢登山口(5:35)~駒の小屋(8:25)~会津駒ヶ岳(8:46)~中門岳(9:40)~滝沢登山口(13:50)
●行動時間:約8時間15分
いつもの調子なら7時間半のCTであるが、このところ不調なのでペースはこんなもの。
駒の小屋までの登りで5人以上、下りで10人以上に抜かれました(^^;)
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