2017/7/16(日)、福島県下郷町主催の第20回三倉山山開きに行って来ました。
山開き参加は2011年7月以来6年ぶり3度目となるが、当時と比べて想定外の大混雑振りに度肝を抜かれた。
5時半の受付開始前には音金地区に到着したのですが、路肩駐車の列にまずはビックリ。
受付に並ぶこと約30分、その後送迎バスに乗り込むまで45分待ち・・・と、もう、スタート前にヘトヘトです(^^;)
何はともあれ、大峠林道駐車場から歩き出したのが7時20分。予定よりも1時間遅れとなった事で周回は諦めました。
で、途中を端折って大峠に到着(笑) さあ、それでは魅惑の稜線散歩の世界へレッツラゴー!
一息入れた後に流石山までの急斜面に咲くニッコウキスゲを観賞しながら登っていく。
そのニッコウキスゲは最盛期を迎えていい感じで咲き誇っていました。
今日は生憎の曇天だが、緑の草原に黄色の絨毯が映える。
キスゲと旭岳。
序盤からかなりの急登なので時々立ち止まっては振り返りつつ・・・。
後方に三本槍岳への稜線。あちら側も素晴らしい花の尾根が続く。
キスゲと茶臼岳などの表那須。曇りベースながらも今のところは好展望。
疲れたらお花畑の真ん中で休憩タイム。
急斜面を登り終えると緩やかなアップダウンの続く尾根歩きとなる。
これから向かう流石山の先に三倉山への稜線も見えて来ました。
稜線にはフレッシュなハクサンシャクナゲも残っています。
風もなく蒸し暑い日でしたが、こんなに素敵な天空のお花畑を自分の足で歩けるのは幸せだ~。
欲を言えば涼風が欲しい・・・と、前を行く赤ザックのおばさんが言っていました(笑)
足元の花々にも目を向けよう。
名脇役のハクサンフウロ。他にはシナノキンバイ、ニガナ、ミヤマコウゾリナ、テガタチドリ等々。
さて、流石山の手前からはミニ飯豊とも称される大倉、三倉山までの稜線が全容を現す。
今日はどこまで行けるかな?
流石山(1813m)。狭い山頂には多くの登山者が休憩中。
場合によってはここまでと考えていたが、天気も持ちそうなのでこの先を目指す。
稜線の途中から振り返って雄大な那須連峰の眺望。
いつもは茶臼岳からこっち側を見ていた訳ですが、今日は逆から。
足元の花々も俄然増えて来ました。
イワオトギリかな?
ミヤマカラマツ。他にはマルバダケブキ、コバイケイソウなどが少々。
一旦は途切れていたニッコウキスゲ群落も再び。
延々と続く稜線とお花畑、絵になるな~。
流石山から大倉山まではコースタイムで約1時間。
その中間点となるキスゲ小沼辺りの花畑はこのコースのハイライト。
オイラの好きなウサギギクがいっぱい咲いてたりすると、もうニンマリ(*'▽')
そして、どこまでも続くかの様に咲き誇るキスゲロード。
足元にはアカモノやサワラン、それにネバリノギランなど。
新発見はチングルマの花穂・・・。この稜線で見るのは多分初めての事。
稜線上のオアシス五葉の泉。
この辺りも花の宝庫。マイヅルソウにゴゼンタチバナ。
五葉の泉越しに歩いて来た稜線と那須連峰のダイナミックな眺望はお気に入りのアングル。
どっしりと聳える大倉山まではあと一登り。
前方のトレラン若者2人はなんと!那須湯元から登って来たというから驚き(@_@)
若いって良いよな~(笑)
大混雑の大倉山(1831m)到着。
この辺りでポツポツと小雨が降って来たので三倉山へは行かずに折り返し。
来た道を戻る。
大倉山直下はハクサンシャクナゲの群落が素晴らしい!
まだ早い時間帯なので次々と後続がやって来くる。
譲り合いながらの交差。
途中でのランチタイム、コンビニで買ってきた冷やし中華を食べようとしたらお箸がない!
後で分かった事であるが、車の中に落ちていた(^^;)
仕方がないのでアップルパイだけ食べてランチは終わり。残りは下山後のお蕎麦のサービスで我慢しよう。
さて、流石山までは緩やかなアップダウンの続く楽しい稜線散歩。
と言っても、意外とキツイ。前回足が攣ったのもこの辺り。
雨は降ったり止んだりだが、幸いにして雨具を着用する程でない。
茶臼岳や三本槍岳もすっかり雨雲の中。
流石山からは足元に注意しながら急な斜面をゆっくりと下って行く。
満開のニッコウキスゲを堪能しながらの散歩道♪
往路では気づかなかった咲き始めのタテヤマウツボグサ。
ニッコウキスゲとはここでお別れ。
ミヤマコゴメグサがひっそりと。
ヒメシャジンでしょうか?咲き始め。
今が盛りのシモツケ。
ミネウスユキソウなど、ニッコウキスゲ以外にも多くの高山植物を見ることが出来た。
大峠まではもう間近。
ここで最後の休憩中に雨脚がやや強くなって来たので樹林帯に逃げるように下山開始。
あら、汗と湿気でレンズが曇っていたね(;^ω^)
駐車地に向かう途中で見つけたショウキラン。
多くの人の注目の的となっていたが、名前を知っている人は意外と少なかった。
その後、送迎バスに乗って音金地区の集会場へ行き、サービスのお蕎麦と冷たい麦茶を頂いた後に帰路へ。
久し振りの山開き参加となったが、この大混雑ぶり(実行委員会発表で450名超)を目の当たりに完全に怖気づいた(笑)
バスでの送迎は魅力であるが、今年で最後かな?
稜線に咲くニッコウキスゲは最盛期を迎えて素晴らしかったよ~\(^o^)/
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