いや~、今日は暑い1日でしたね。


それでは少しでも涼しい気分になる様にと、爽やかな高原の景色をご覧ください。


 こちらは山の帰りに立ち寄った南会津町南郷地区の宮床湿原です。


若いころに泊りがけで来たことのある南郷スキー場から細い山道を10数分ほど奥に入ったところ。


湿原入口には5~6台分の駐車スペースがあります。



 


クネクネの遊歩道を10分も登っていくと宮床湿原に着きます。



 


ふくしま緑の百景の一つである宮床湿原は、標高850mに広がる8haの小さな湿原です。


低層、中間、高層の各湿原の発達段階を1カ所で観察できる貴重な湿原で、多くの高山植物が観賞できます。


昭和55年に福島県の自然保護保全地域に指定され、尾瀬や近くの駒止湿原よりも静かでのんびりした散策が楽しめるのも魅力。


※昨年秋に参加した斎藤山開山祭がご縁で郵送されてきた南会津町観光物産協会のハイキング・トレッキングガイドブックより。



 


それでは木道入り口から貸し切りの湿原を歩いてみましょう。



 


真っ直ぐに伸びる木道の先に見える白いものは、言わずと知れたワタスゲであります。


今年はワタスゲの綿スゲ~ッ!状態だったそうですが、現在はピークを過ぎてボリューム感が薄れています。



 


6月中旬から下旬ごろまでが最盛期だったのでしょうか?


それでも遠目に見ればまだまだいけますね!



 


湿原の中を覗くとサワランや・・・



 


 



 


トキソウ・・・



 


モウセンゴケなどが確認できます。



 


その中でも本日1番の収穫は希少種のハッチョウトンボとの出逢い。


日本で最も小さい(全長10mm)トンボとして知られています。


写真はオス。



 


湿原を通り抜けると緑豊かな外周路に出ます。


今回私は半周のみでしたが、1周しても1時間ちょっとのお手軽散策路。



 


林内にはヤマオダマキが咲いていました。



 


 こちらは相思相愛の樹だそうです(笑)



 


ちょっと静か過ぎてドキドキしましたが、のんびりと高原散策気分に浸るには適した湿原でありました。


尚、現在の駒止湿原は2015年の豪雨災害の影響により入山が規制されています。


情報によると昭和村方面からのアクセス路は、日曜日のみ通行止めが解除されるとの事です。


会津田島駅からはプレミアムシャトルバス(有料)が運行されているそうですが、事前予約制となっています。