2016/10/2(日)、福島県桧枝岐村の御池からぐるっと歩いて尾瀬の秋を楽しんで来ました。
●御池(6:00)シャトルバス~沼山峠休憩所~大江湿原~沼尻~見晴(9:40)~東電小屋~段吉新道~燧裏林道~御池(13:45)
●歩いた距離:約20.5km ●行動時間:7時間45分
トラックログの詳細はルートラボにて公開しています(バス乗車区間含む)。
9月末になり仕事が一段落したところで3日連続の有給休暇を取得(土日を挟んで5連休)。
本来ならばどこかへお泊りでの山行も考えていたが、落ち着かない天気予報に遠征を諦めて近場を歩く事にした。
前夜にてんくらを確認した時点では尾瀬方面が登山指数Aとなっていたので、早起き(3時)して御池へと車を走らせた。
自宅から約2時間を要して尾瀬の玄関口御池に到着したが、なんと霧雨が降っているではありませんか!
当初はナデッ窪から燧ヶ岳に登り、熊沢田代の草紅葉を愛でながら御池へ下山の予定であった。
この天気ではどうかな?などと、一人作戦会議をしながら6時発のシャトルバスに乗り沼山峠休憩所へ。
草紅葉が見頃の大江湿原。雨は上がったもののどんより曇り空。
目指す燧ヶ岳も分厚い雨雲に覆われている。
さて、どうしたものか?
取り敢えずナデッ窪の登山口となっている沼尻方面へと歩を進めた。
樹林帯に入るとしっとりとした大人の紅葉がお出迎え。
相変わらず鉛色の空。
僅かながら雨粒が顔を叩く。
ナデッ窪への分岐。燧ヶ岳までは大岩のゴロゴロした急坂がつづく。
こりゃ~、ダメだな。今日は諦めてあっさりコース変更。
そうと決まればのんびり。
まずは池塘の周りを散策しながら色づいたヒツジグサなどを眺める。
ここで雨脚が強くなってきたのでレインウエアの上を着用。
一息入れた後に白砂峠を経由して尾瀬ヶ原の見晴方面へと進む。
樹林帯に入れば感じない程度の小雨なので途中で雨具を脱ぐ。
小屋泊りでしょうか?団体さんも含めて大勢のハイカーとスライド。
中には「アニョハセヨ」なんて挨拶も・・・。さすがに国際色豊かな尾瀬エリア。
それにしても濡れた木道は滑る。足を取られること数十回。幸いにも転倒はしなかったが、完全に及び腰(^^;)
やっとの思いで辿り着いた見晴(下田代十字路)の弥四郎小屋前ベンチで最初のランチタイム。
5~6名のパーティに写真撮影を頼まれる。
背景に至仏山が見えれば最高なんだけどね・・・。
さて、ここでも一人作戦会議。
どうせなら尾瀬ヶ原の雰囲気も満喫したいので、竜宮十字路~ヨッピ吊り橋を経由しようかどうか?
一昨日に那須岳を歩いたばかりで足の疲労が蓄積し、右膝にも不安を抱えている。
取り敢えず東電小屋分岐から東電小屋までの片道20分。
これなら無理なく歩けそう。
時間経過と共に広がる青空に気分は上々。
やっぱり尾瀬はいいな~。
樹林帯の紅葉も日差しを受けてより一層鮮やか。
只見川に架かる東電尾瀬橋を渡る。
程なくして東電小屋に到着。分岐からピッタシ20分。
小休止後、ここからヨッピ吊り橋方面へと歩きたい気持ちを振り払って踵を返す。
燧ヶ岳。もう少しで雲が取れそうかな?
次はご縁があります様に・・・と。
分岐に戻り尾瀬ヶ原ともお別れ。
その後、温泉小屋休憩所で2度目のランチタイム。
御池まで7.5kmの長~い歩きに備える。
もう、三条ノ滝に寄り道する元気なし。
段吉新道から燧裏林道と軽いアップダウンを繰り返しながら黙々と歩く、歩く・・・。
休憩ポイントと考えていた裏燧橋。もうヘロヘロ・・・(;´ρ`) グッタリ
紅葉を楽しみながらも・・・
最初の湿原はまだかと・・・
で、前方が開けると漸く天神田代。
いや~、ここまでが長かった。
否、ここからも長かった・・・(o´Д`)=з
その後、いくつかの小さな田代を通過。
ノメリ田代。
開放的で美しい傾斜湿原、上田代のテラスで小休止。
少し昼寝でもしようかな?
ボ~ッとしながら平ヶ岳など越後の山々を眺める至福の一時。
出発してから約7時間45分、無事ゴール。
下山後のご褒美は花豆のカップアイス(¥300)。
それだけでは足りずに帰路に「道の駅たじま」でソフトクリームも。山を歩くと何故こんなに甘いものを欲するのか?(笑)
予定していたナデッ窪からの燧ヶ岳登山は叶えられなかったが、ぐるっと燧裏まで良く歩きました。
7月に通行再開となった見晴新道も気になりますが、それはまた天気の良い時にでも。
少しずつ深まり行く秋。これからが楽しみですね。
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