2016/9/25(日)、日光湯元温泉から前白根山~白根隠山を歩いて来ました。


※前白根山から望む奥白根山と眼下に五色沼



 


 


●湯元温泉P(6:04)~白根沢出合(6:38)~外山鞍部(7:49-7:55)~天狗平(8:14)~前白根山(8:34-8:43)


~2385mピーク(9:12)~白根隠山(9:29-9:45)~前白根山(10:30-10:50)~天狗平(11:09)~湯元温泉P(13:00)


行動時間:約6間56分


距離:約11km(往復) 高低差:945m 消費カロリー:2022kcal


GPSログ詳細はルートラボで公開しているが、下山時の外山鞍部からスキー場までのトラックに大きな誤差を生じてしまった。



 


 


夏の終わりから度重なる台風の接近や停滞する秋雨前線の影響で悪天候の日が続いた。


この週末(日)は漸く晴天予報となったので、県内でも天気の良さそうな奥日光方面へと車を走らせた。


いろは坂・黒髪平からの日の出を待つ。(AM5時30分ごろ)



 


 


途中、戦場ヶ原の朝霧の風景など見ながら三本松茶屋でトイレ休憩。


 当初は菅沼から奥白根山を歩く予定だったが、直前になって湯元から前白根~白根隠山を歩くことに変更。


このルートは夏場に計画していたが、天候不順で後回しになっていた。


駐車場から湯元温泉登山口~キャンプ場~ゲレンデを経て白根沢に沿う登山道へ。


久し振りの青空が眩しい。



 


 


この先の堰堤から左手の尾根道へ上がる。



 


 


思っていた以上に急峻な登山道が続く。


石ゴロや木の根剝き出しの荒れた道。ここで無理すると先が大変と、ペースを抑える。


歩き出してから暫くは人の気配が無かったが、前方から笛の音がしているので先行者がいる模様。



 


 


いつまで経っても傾斜が緩まず時々泣きが入るが、色づき始めた木々に癒される。



 


 


 高度差約500mを一気に上り詰め、漸く外山鞍部へと到着。


笛の主であった先行の男性はお隣S市から前日にバスで湯元入り。キャンプ場でテント泊との事。


湯元からのコースは登った感があるので1番のお気に入りだとか。


今日は奥白根山までのピストンだと話していた。



 


 


 この場所からは今年初の雪化粧となった富士山が見えた。



 


 


朝食中の男性に別れを告げてリスタート。


シャクナゲの多い緩やかな道を進むと一登りで天狗平。



 


 


ダケカンバやカエデなど、美しい紅葉が始まっていた。



 


 


 


 


 


 


広い尾根道に出ると視界が開け、前白根山と奥白根山が初めて姿を現す。


これまでの疲れが一気に吹き飛ぶ瞬間である。



 


 


 皇海山~鋸山~庚申山と続く足尾の山並みに向こうには、まだ富士山もハッキリと見えていた。



 


 


スタートから2時間30分、前白根山頂(2373m)に到着。



 


 


貸し切り状態の山頂から奥白根山と五色沼を望む。


いつ見ても絵になる風景。



 


 


 これから向かう白根隠山本峰(左端)へのたおやかで美しい稜線。


地図上に山名は記されてないが、白根隠山南峰~北峰と2つのピークを越えていく。



 


 


まずは夏にはコマクサが咲いていたであろうガレ場を下る。



 


 


 五色沼への分岐となる窪み。



 


 


 尾根上には咲き残る花々が散見される。その中でもイワカガミには驚いた(笑)


 


 


 


 


 稜線を登っていくとやがて男体山と中禅寺湖が望めるようになる。



 


 


 避難小屋~奥白根山への分岐。


白根隠山へは直進する。自分にとっては未知なる世界。



 


 


一登りで今は廃屋となっている地震観測所のある白根隠山南峰。



 


 


 紅葉の木々越しの奥白根山。



 


 


 爽やかな秋空の下、魅惑の尾根歩きが続く。


手前に北峰ピークとその先に白根隠山本峰。



 


 


稜線は遮るもののない360度の大パノラマ。


こちらは尾瀬方面。燧ヶ岳や会津駒ヶ岳も望める。



 


 


 



 


 


2385mピーク(北峰)から望む奥白根山。



 


 


 同じく五色沼。



 


 


 時間経過と共に男体山上空に不穏な雲が湧く。


予報では午前中晴れ、のち午後から曇り。夕方には雷雨の可能性もあり。



 


 


 眺望を楽しみながらも、本日の目的地である白根隠山への最後の登りとなった。



 


 


下から上へと這い上がる谷間の紅葉。



 


 


 スタートから約3時間半、白根隠山本峰(2410m)山頂に到着。



 


 


登山者で賑わう奥白根山と比べると静かなもの。


10分後にソロ男性がやって来るまでは貸し切り状態。



 


 


 戦場ヶ原~小田代原~中禅寺湖方面。


男体山とそのファミリーはすっぽりと雲の中に隠れてしまった。



 


 


 上州武尊山と後方に巻機山など。


ここでスマホアプリの山カメラを起動するも、周りの明るさに比べて画面が暗いので文字が見えず(;^ω^)



 


 


 白桧山~錫ヶ岳へと続く白錫尾根。いつかは歩きたい稜線。


左手後方は皇海山~赤城山など。



 


 


さて、眺望を満喫した後はこんな絶景をおかずにランチタイム。


眼下の火口原はまるで異空間の様な不思議な光景。ここから下りて避難小屋までのルートもあるとか。



 


 


山頂で居合わせたソロ男性は金精峠から奥白根に登りここまで来たという超健脚。


これから白桧山まで行くという彼と別れの挨拶を交わして来た道を戻る。



 


 


 それにしても気持ちの良い尾根だね~。


思わず鼻歌が出て来ちゃう♪



 


 


 



 


 


 窪地に下りて前白根山への登り返し。


往路の朝と比べて、ハイカーやトレランで賑わいを見せる登山道。



 


 


前白根山頂。



 


 


 このまま帰るのは勿体ないので2度目のランチタイムに突入。腰を下ろして約20分の休憩。


とその時、白根隠山で別れた健脚のソロ男性が脇を駆け抜けて行く。何とまあ、凄いこと(@_@)



 


 


周りに人が居なくなったのを見計らってセルフ撮り。


特にポーズを取ることもなく、最近は大人しいアラ還おやぢ(^^;)



 


 


 その後、湯元に向けて下山開始。


復路は五色山~国境平~中ッ曽根経由の下山も考えたが、背丈ほどの笹薮ありの情報で却下。


同ルートのピストンとした。



 


 


 



 


 


 天狗平~外山鞍部を快調に通過。



 


 


 高速下山が不可能な急斜面の登山道を慎重に下って登山口へ。


ヘロヘロになりながらゲレンデ途中の道に座り込んで5分ほど休憩。



 


 


 スタートしてから約7時間後、無事ゴール。



 


久し振りの晴天の下、懸案であった湯元から前白根~白根隠山の稜線漫歩を満喫。


楽しみな紅葉シーズンの幕開けとなりました。


で、実はこのところ、右ひざ痛が発症して山歩きに不安を抱えていた。


今回ガッツリと歩いた結果は特に問題なかったが、花撮りスクワット時に激痛が走る事が判明。


まあ、暫くは様子見ですな。