2016/9/11(日)、沼原から白笹山~南月山~日ノ出平~沼原湿原の周回ルートを歩いて来た。
この週末は土曜日に野暮用があったので天気下り坂を承知で翌日曜日の山行き。
さて、どこへ行こうか?で、困ったときの那須岳~何度でも(笑)
今回は入山者の少ない沼原からのアプローチ。
☆平面距離:10.9km ☆行動時間:4時間12分
☆平均速度:2.6km/h ☆消費カロリー:1088kcal
※トラックログはルートラボで公開中。
午前7時前、沼原駐車場には自分の車を含めて僅か3台のみ。閑散としたもの。
この日、白笹山経由の物好きは多分自分一人・・・。
まずは小さな沢を一つ超えると急登が始まる。花も紅葉もなく、まるで修行の道(^^;)
深い笹に覆われた登山道は刈り払われているが、朝露でズボンの裾はびしょ濡れ。
山頂まで1.5km地点で漸くカメラのシャッターを押す。
この日唯一の展望。
山頂の少し手前から沼原調整池、沼原湿原を俯瞰。
沼原湿原には帰りにでも寄りましょうかね。
白笹山山頂(1719M)。樹林の中で展望なし。
水分補給での立ち休憩のみ。
さて、ここからがダイナミックな那須岳の展望を楽しみながらの稜線歩き。
・・・の筈でしたが、今日は生憎と乳白色の世界。
まあ、雨が降らないだけ良しとしよう。
眺望が期待できないとなれば、目先を変えて小さな秋探し。
折角だから、単調な山歩きも楽しまなくっちゃ~♪
ムシカリの葉を見上げると、まるで切り絵のようなシルエットに心ときめく。
そんなこんなでテキトーに遊びながら歩いていると、いつの間にか南月山(1776M)に到着。
ベンチに座っておやつタイム。今日は2時までに帰宅しなければならず、休憩は10分以内。
お地蔵さま越しにど~んと望める筈の茶臼岳も今日はお留守。
さて、南月山から日の出平までの稜線は本日メインのイワインチン探し。
登山道から少し離れたザレ場に群生がありました。
キク科の多年草、別名インチンヨモギ、高山の岩場などに咲く。
南月山に咲くイワインチンの存在は以前より知っていたが、わざわざ花目的で訪れたのは初めてかも?
ややピークは過ぎていたが、良いタイミングで来ることが出来た。
その群落は思っていた以上に広範囲。
折角なのでたくさん撮影しておこう(^^)v
他にはシラタマノキやヤマハハコ。それにミネウスユキソウなど。
イワインチンはこれで見納め。
再び小さな秋探し。
そして日の出平に到着。
以前この周辺にマツムシソウが咲いていたのを思い出して探したが、今回は残念ながら見つからず。
早々に諦めて沼原方面へと下山開始。
途中で2人組の男性ハイカーとスライドして二言三言会話を交わす。
霧が立ち込めていた事もあって実に静かな下山路。
時々立ち止まりながらも・・・
高速下山で一気に分岐まで。
その後、時間に余裕があったので沼原湿原に寄り道して花々を愛でる。
アキノキリンソウ。
咲き残りのリンドウ。
稜線で会った登山者は僅か3人であったが、湿原には多くのハイカー&カメラマンの姿。
何故かホッとする(笑)
木道沿いには見ごろとなったアケボノソウがいっぱい。
終盤を迎えたサワギキョウ。
その他トリカブトなど、初秋の湿原には多くの花々。
駐車場に戻ると台数が増えてそこそこの賑わい。
これから紅葉シーズンを迎えると溢れるほどの大混雑になるんだろうね。
稜線は数メートル先が見えないほどガスっていたが、目的のイワインチンに出逢えて大満足。
沼原湿原にも秋の花々が咲き揃い華やか。
まだまだ紅葉には早かったけど、あと数週間もすれば錦秋の那須岳が待っている。
さあ、楽しみですね~♪
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