暖冬で例年よりも冷え込みの弱い師走となっているが、先週後半は冬型の気圧配置となり真冬の寒さが続いた。


週末の土曜日は平地でも強風が吹き、どうやら山間部は僅かながらも降雪となった模様。


そして日曜日(20日)、寒気が緩み「てんくら」による登山指数は「A」が並ぶ絶好の登山日和。


術後の経過も良好と言う事で、復活登山第1弾は福島県西郷村の赤面山へ行く事となった。


今年3月のホワイトアウト寸前になった時の眺望リベンジも兼ねて。


最初は北温泉からの三本槍岳も候補に挙がったが、冬期はハードルが高すぎるとの理由で断念。


那須町高久丙付近から日の出直後のオレンジ色に染まる那須連峰を望む。



 


 


 


午前7時30分過ぎに旧白河高原スキー場からのスタート。


入口には先行者の車が1台。準備している間に後続の車が1台到着。


山頂部は雲に覆われ、まだ風が強い。



 


 


 


登山道の序盤はスキー場跡のゲレンデに沿ってリフト2本分を歩く。


積雪が殆ど無いので藪化したゲレンデは歩き難いったらありゃしない(^^;)


装備は軽アイゼン、ワカン、ヒップソリ(相方さんのみ)を持参したが、全く不要であった。



 


 


 


 スキー場上部のガレ場の急登。このコースで最もきつく感じるところ。


振り返ると眺望が良い。


積雪が十分であればヒップソリであっという間に下れる。



 


 


 


単調なゲレンデ歩きが終わり、漸く本格的な登山道入口に到着。


ここからは快適なブナ林が続く。



 


 


 


そして、足元はサラサラの新雪。


雪の感触を味わいながら気持ちよく歩く。



 


 


 


 やがて植生がダケカンバ林に変わる頃、進行方向上部に真っ白な霧氷の森が見えテンションアップ。



 


 


 


枝先には花が咲いたように繊細な霧氷がついている。


ふ~っと息を吹けば、脆く壊れてしまいそう。



 


 


 


 標高が上がり、いよいよ霧氷の森へと突入。



 


 


 


 



 


 


 


 キラキラと輝く霧氷のトンネルが続く。



 


 


 


 自然の織りなす美しさに感動。



 


 


 


 四方八方どこを見ても、きれい~、きれい~の連呼。


それ以外の言葉は何も出てこない。



 


 


 


 



 


 


 


まるでファンタジーの世界に迷い込んだ様に錯覚し、妙にハイテンション。


真っ白な霧氷の森を背景にピンクが似合う・・・(*^^)v


 


 


 


 


 やがて植生が灌木帯へと変わり、視界が開けたところから霧氷越しの茶臼岳、朝日岳を望む。



 


 


 


その途中で、先行していた二組が早くも下山して来た。


山頂は爆風が吹き荒れ、とても居られないと逃げるように駆け下りて行く。


亀さん歩きの私たちは、山頂に着くころに都合よく風が弱まる予定?(笑)



 


 


 


 それにしてもこの素晴らしい景色には圧倒されるばかり。


 振り返りつつ、霧氷の森を見下ろす。



 


 


 


で、出来立ての新鮮な霧氷に食らいつく相方さん・・・(笑)


美味しいの?



 


 


 


 灌木帯の霧氷群はまるで白き平原。


こんな不思議な光景を目にしたのは初めての事。



 


 


 


 そして遂に・・・



 


 


 


 赤面山頂(1701、1m)に到着。


 成長したエビの尻尾が見事!これが見たかった~(^^)v



 


 


 


 亀さん歩きのお蔭で、思惑通り風も弱まって来た。



 


 


 


これなら山頂からの眺望を存分に楽しめそう。 


左から茶臼岳、朝日岳、中ノ大倉尾根~前岳の絶景。



 


 


 


 そして・・・


貸し切り状態の山頂でセルフ撮りなどして遊ぶとんでもないコンビ(^^;)



 


 


 


 どやっ!



 


 


 


 山頂写真の3連発、ノリノリだね(笑)


本当はもっと凄いのがあったんですけど、公開を自粛させて頂きます。



 


 


 


 さて、三本槍岳に掛かっていた雲も切れてきたので、再び眺望を楽しみましょう。



 


 


 


こちらは大白森山、甲子山方面。


旭岳は雲の中。雲が切れるまではもう暫くかな?



 


 


 


全容を現した那須連山(茶臼、朝日、前岳、三本槍岳)。



 


 


 


積雪が殆どないので、白い霧氷と緑の笹原、そして青空のコントラストがとても美しい。 



 


 


 


 前岳の奥に三本槍岳。


同じようなアングルが続く・・・(;^ω^)



 


 


 


 もっふもふの霧氷の森をズームで。


 


 


 


 


 山頂からの絶景と霧氷を堪能した後は、いつまでも滞在したい気持ちを抑えて名残り惜しくも下山開始。



 


 


 


 さらば白き霧氷の原。



 


 


 


 



 


 


 


 風は完全に収まり、すっかり穏やかになった赤面山。



 


 


 


その後、単独の男性が山頂へと向かって行った。


あの素晴らしい景色を一人占めしたであろう。



 


 


 


 パラパラと落下する霧氷の音を聞きながらの下山もまた楽しい。


って、自分で木を揺すっているよ。この人・・・(;^ω^)



 


 


 


 森の中に入れば、サラサラの新雪にダイビング。



 


 


 


 ハイ!千手観音出来上がり~(*^^)v



 


 


 


 本日のランチタイム。メインはあったか~いすき焼き。


美味しかったな~。



 


 


 


 



 


 


 


 ゲレンデトップまで戻って来ました。



 


 


 


で、お約束のお遊びタイム(笑) 



 


 


 


 こんな状態なのでヒップソリは使えず。


まあ、地道に下りましょう。



 


 


 


 そして無事下山。お疲れ様でした。


登山口(7:30)~赤面山(10:40)~登山口(1:45)


休憩、ランチタイムを含む総行動時間、約6時間15分。



 


霧氷ができる条件は揃っていたが、期待以上の美しさと山頂からの絶景に歓喜した記念すべき復活登山。


これまでの山行の中でも特に印象に残る素晴らしい1日となりました。


また来年もこんな素敵な景色に沢山出会えると良いね。