ゴールデンウィーク恒例となっている春の那須岳詣で。


先日の至仏山に行って以来、或る呪縛から解き放たれ清々しい気分で歩き出す。


所詮は他人同士の集まり、誰にも気遣うことなく自分らしさを貫こうではないか。


今思うと何故あんなに彼らの動向を気にしていたのか不思議でならない。


もう迷走することは・・・暫くないだろう。



 


 


 


 さて、その那須岳。


今年は雪融けが早く、登山道を覆う残雪部分は極僅か。


雪はグズグズ、足を取られながらもノーアイゼンで快調に進む。



 


 


 


 流石に剣ヶ峰のトラバースルートはまだまだ残雪たっぷり。


しかも見るからに厭らしい。


ここはまだまだアイゼン、ピッケルの世界。



 


 


 


 峰の茶屋分岐からは朝日岳方面をスルーして無難な茶臼岳へ。



 


 


 


 展望を楽しみながら登っていると、近くにいた妙齢の美人母娘に突然声を掛けられた。


しかも、いきなり「お父さん!」・・・て?


何の事は無い、遠くに見える山を教えて貰いたくて呼び止められただけ。


まあ、「オジイサン」て言われるよりはマシか(笑)



 


 


 


 何でもその母娘、地元の人らしく峰の茶屋辺りまでは来た事があるのだとか。


山頂に登るのは初めてで、不安があったので誰かが来るのを待っていたとの事。


まあ、私で良ければ遠慮なくついておいで。


もう、異性に対してオイタできない年齢なので安心だよ(笑)



 


 


 


 で、この眺望・・・いつもながら素晴らしい~♪


残雪は少な目だけど、シャチ模様の三倉、大倉山の稜線。



 


 


 


 遠く飯豊連峰もクッキリ。



 


 


 


 会津駒、燧ヶ岳(切れちゃったけど)など南会津の山並み。



 


 


 


 妙齢の美人母娘も大変喜んで、こちらが恐縮するほどお礼を言われちゃった。


そりゃあ感動するよね。


ちょっと登ってこれだけの展望だもん。



 


 


 


下山はお鉢巡りをご推奨。



 


 


 


 



 


 


 


 ここでランチタイムにすると言う母娘とはお別れ。



 


別れ際・・・


 娘さんに「ありがとうございます」と何度も手を振られたが、こちらこそ退屈しないで済みました。


旅は道連れ、こんな一期一会も悪くないね。