毎年の事であるが、GW前後のこの時期は花追いか?それとも残雪の山にするか迷うところ。
文句なしの晴天で登山指数Aとなった26日(日)、春・残雪期の至仏山行きを決めた。
気懸りであった金精道路は4月24日(金)の午後に開通との情報をキャッチ。
金精トンネルから県境付近の道路脇には雪が残るものの、路面は乾いているので走行には問題なし。
群馬県片品村戸倉第1駐車場から乗合バスに揺られて登山口である鳩待峠へ。
スタートは8時30分を過ぎたが、雪山である事を考慮するともう少し早い方が良かったかも知れない。
快晴、抜けるような青空の下をアイゼンを装着して歩き出す。
スキーヤー、ボーダーなどBCの方々が大半を占め登山者は少数。
コースは誘導のリボンもあるが、極端にルートを外さなければ広く使える。
残雪期GW前後に一時入山が許可となる至仏山は大人気。
コースを歩く上での注意やマナーなど詳細はこちらを参照してね。
そして30~40分も歩けばこの展望、早くも燧ヶ岳が顔を覗かせる。
雪上を歩くのは普段よりも数段疲れるが、「頑張れ!」と背中を押される気分になります。
目指す小至仏、至仏山方面。
真っ青な空と白い頂きが眩いくらいの美しさ。
やがて尾瀬ヶ原の一部が見えてくる。
この絶景を背景にニッコリ記念写真(^^)v
振り返って、南東に日光白根山、皇海山方面。
森林限界付近の広大な雪原。
谷川連峰など上越国境の山並み。
北東、尾瀬ヶ原~燧~会津駒など定番のアングル。
この先、小至仏~至仏山間はトラバースルートとなる為に蟻さん行列で進む。
ピストンの場合はその下にもう1本ルートがあるが、斜度があるので交差する際に難儀しそう。
さあ、ここまで来れば山頂まであと僅か。
後方(南)には笠ヶ岳、武尊山。
11時30分、スタートから約3時間で至仏山頂到着。
やったね\(^o^)/
大混雑の山頂では記念写真の順番待ち。
山頂からは360度の大パノラマ。
北方向にたおやかな平ヶ岳、越後三山の越後駒ヶ岳、中ノ岳、彼方に飯豊連峰など。
で、 またまた登場(笑)
尾瀬ヶ原、燧ヶ岳、会津駒、右手前にはアヤメ平も。
ぐるっと眺望を楽しんだ後は、混雑する山頂を後に高天原にてランチタイム。
冷たい風(微風)も心地よい。
その後は山ノ鼻を目指してのヒップそり天国♪
蛇紋岩の急峻な斜面も深い雪に覆われて自然の大スライダー。
大絶叫と共に急斜面を一気に滑降&転倒・・・そしてまた滑降(笑)
良い大人が子供に帰ったひと時。
背中もお尻も冷たくなったけど、いや~、楽しかった。
いつの間にか随分下ってきました。
この景色とも見納めになります。
程なくして真っ白な雪原となっている尾瀬ヶ原に降り立つ。
至仏山を振り返る。
降りてきた斜面にはクッキリと刻まれたシュプール。
鳩待峠までの登り返しに備え、山ノ鼻ビジターセンター前で小休止。
深い雪の下には水芭蕉が眠っているのでしょうか?
広い雪原に飛び出てちょっとお遊び。
せーの・・・
ジャ~ンプ!
決まった?
じゃあ、オイラも負けずに。
まだまだ元気なアラ還おやじ○8歳・・・どうよ!このジャンプ力(^^;)
さあ、もう十分楽しんだので帰りましょう。
3時18分、鳩待峠着・・・最後はヘロヘロになったけど無事ゴール。
GW前の春・残雪の至仏山、久しぶりの筋肉痛となったが大満足の1日となりました。
お疲れ様でした~♪
【コース】
鳩待峠~至仏山頂~山ノ鼻~鳩待峠の周回 約6時間50分(休憩含む)
尚、夏場は山ノ鼻から登って鳩待峠への一方通行となっていて下山には利用できないので注意。
戸倉駐車場利用料金1000円
バス代片道930円x2(往復)=1860円
合計2860円とちょっとコスパ悪いのが難点かな?
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