7月21日(月)、県内でも指折りのお花畑が見られる流石山・大倉山の稜線を大峠側から歩く。


こちら方面は今回で4度目と言う事で、詳細なコース紹介などは省略させて頂きます。


山開きイベントに参加すると、バス送迎利用にて音金地区からのグルリップも可能。


それに甲子トンネルが開通してからは県内からのアクセスも便利になった。


目的地への道中、県道那須甲子線で雨降りとなり、気分は早々に登山を諦めての観光モード。


ところが福島県下郷町に入るとまずまずのお天気。


予定通り大峠林道に入り林道終点手前の空スペースに駐車して歩き出す。 


 大峠に到着したころは青空が広がる絶好の登山日和。



 


 


 


 


 


 


 


 


 流石山への急斜面に咲くニッコウキスゲのお花畑。


裏年とは聞いていたが、例年に比べるとその数は3分の1以下でしょうか?



 


 


 


 



 


 


 


 写真でも分かる様に左側(南)から次々と湿ったガスが流れて、爽快な青空の景色は続かず。


梅雨空と夏空のせめぎ合い。



 


 


 


 やっとの思いで到着した流石山山頂(1813m)は乳白色の世界。


どうやら蒸し暑い一日となりそうだ。


こんな日は縦走を諦めて、ここから戻るハイカーが圧倒的に多いみたい。 



 


 


 


自分も一瞬迷ったが、更にこの先へと足を延ばすことにした。


大峠~流石山間に比べると極端に静かになります。


流石から大倉、三倉山へと続く気持ちの良い稜線も、尾根を境に南半分はガスに包まれたまま。



 


 


 


 灌木帯の稜線には当たりと言われているシャクナゲが見頃。


 


 


 


 


 マルバシモツケ。



 


 


 


ガスの切れ間から望む沼原調整池は、まるで天空の湖の如く浮かび上がる。


これから起こり得るであろう何かを暗示しているかのような神秘的な光景。



 


 


 


大倉、三倉山までは多少のアップダウンがあるものの快適な稜線歩き。


お花畑もあるし、稜線フェチには堪らない散歩道。



 


 


 


汗だくで蒸しリンゴとなりながらもスクワット状態での花撮りが続く。


レンズが曇って大苦戦(;´・ω・)


 ウサギギク・・・これ結構好きな花。



 


 


 


え~っと・・・?


ど忘れしちゃったけど、ピンクの先っちょが超可愛い(;'∀')



 


 


 


 稜線上に突如として現れたキスゲ小沼(池塘)。



 


 


 


 その周辺のニッコウキスゲ群落。


やっぱり今年はチト寂しい。



 


 


 


 



 


 


 


五葉の泉と呼ばれるの池塘付近もお花の宝庫。


ゴゼンタチバナ。



 


 


 


見頃を過ぎて傷んだトキソウであるが、自然の中ではそれさえも愛おしい。



 


 


 


 小ピークを越えて一登りで大倉山山頂(1885m)。


山頂では年配のご夫婦が三倉山まで行くかどうか意見が分かれていた。


自分は翌日の会津駒を考えて体力温存、今回は三倉山へは行かずにここから戻る事に。



 


 


 


 山頂周辺に咲く汚れなきハクサンシャクナゲ群。


咲き始めの綺麗な薄ピンク色は、誰かがアズマシャクナゲと間違うほどの初々しさ。



 


 


 


さて、来た道を戻りましょう。


復路の稜線から見た五葉の泉は、晴れていれば雄大な那須連山が望める絶好の展望台。


今日は残念だな~。



 


 


 


 



 


 


 


 と、その時であった。


やや強めの風を感じると共にガスの流れが俄かに早くなる。


奇跡は起こるのか?!



 


 


 


 思わず大倉、三倉の稜線を振り返って見た。



 


 


 


 今日の眺望はこれが限度かな?



 


 


 


 



 


 


 


 ヤマブキショウマ。



 


 


 


 ハクサンフウロ。



 


 


 


 



 


 


 


 お花畑を眼下に大峠への急斜面の下り。



 


 


 


 



 


 


 


茶臼岳が現れるのを暫し待つも変化なし。 



 


 


 


 旭岳方面はいい感じに晴れてきた。



 


 


 


そうこうしている内に茶臼岳が一瞬姿を見せる。


その下方に見える白い噴煙は、三斗小屋温泉の源泉。



 


 


 


ミヤマカラマツ。 



 


 


 


 ギボウシ。



 


 


 


 ミヤマコゴメグサ。



 


 


 


 正面に全容を現した三本槍岳。


次回は大峠から三本槍~鏡ヶ沼経由で歩くのも興味あり。



 


 


 


 



 


 


 


ミネウスユキソウ。



 


 


 


 ヒメシャジン。



 


 


 


 シモツケとハクサンフウロ。



 


 


 


 林道脇に咲いていたミヤマオダマキ。


数年前に見かけたショウキランには出会えず・・・あっ、前日歩いたこちらの方が見つけていました。


その他シナノキンバイやシュロソウなど多くありましたが、今回はこれにてThe End('◇')ゞ



 


 


 


さて林道歩きも終盤に差し掛かったころ、前方にはどこかで見覚えのあるお二人の姿。


デカザックに特徴のあるレインカバー・・・って、若しかしてyosiさんに聞いていたあの伝説の神ブロガー?


ど、どうしよう!



 


声かけしようかどうか一人葛藤している内に駐車場に着いてしまった。


この時は確信を持てずにいたのですが、この方たちがテントミータカさんであったのは後日判明する事に。


拙ブログへコメントまで頂き有難うございました。