前編からの続きで一部重複するが、弓張峠からは他ブログで見覚えのあるゲートから外山沢流域へと取り付く。


そこから僅かに進んだ辺りでスノーシューを装着。


自分以外のハイカーは皆無で多少の不安があるが、事前の仮想登山は万全で躊躇なくずんずん歩いて行く。


前編で道無きルートと紹介したが、そこは最近人気の庵滝。


ぶっちゃけいくらかのトレースが残っているので、地吹雪や降雪が無い限りそれ程難しくはない。


谷間の地形も特徴的である。


但し100㌫他人のトレースを信じると思わぬトラップに嵌ってしまう危険性もあり、そこは自己責任という事で・・・。



 


 


 


 次なるポイントである気象観測所跡。


これも事前情報インプット済み。



 


 


 


 さて、ここからはいよいよ核心部の外山沢流域を遡る。


静寂に包まれたとても良い雰囲気の自然森が続くが、残念ながら写真が無いのだ。


実はルートを外さない様に神経を研ぎ澄ませていたので余裕が無かったと言うのが本音。


ようやくカメラを出したのは次なるポイントが見えてきた時であった。


気づけば、既にこのコースの終盤へと差し掛かっていた。



 


 


 


 あの特徴的なとんがり山2つ。


その麓に目指す庵滝があるとの情報だが、意外なほど呆気なく来てしまったと言う印象だ。



 


 


 


 多少のアップダウンはあるものの、緩やかな登りが続く歩きやすいコースで足取りも快調。



 


 


 


 目指すランドマークマウンテンが眼前に迫ってきた。



 


 


 


 トレースは沢の渡渉を何度か繰り返し、最終的には右岸をトラバースする様に付けられている。


地形の特徴から判断しても、山側の傾斜がきつい左岸ルートは雪崩の危険性があるので回避されているのだろう。



 


 


 


そして、その瞬間は遂にやってきた!


赤沼をスタートしてから約1時間55分、予想タイムよりも早く庵滝に辿り着く。


小休止も入れて片道3時間近くは覚悟していたのだが・・・?



 


 


 


その庵滝は主瀑に大きな亀裂が入っているが、完全に崩壊する事なくどうにか間に合った様だ。


あれ?


情報よりも青くないな~と思って氷瀑の裏側へ回ると・・・



 


 


 


 キタ━━━(゜∀゜).━━━!!!



 


 


 


これぞ夢にまで見た碧き氷瀑、ソーダアイスの美しき氷のカーテンだぁ!



 


 


 


 しかも今日は独り占め~♪


雲竜渓谷やスッカン沢の氷瀑・氷柱群と比べると規模は小さいが、このアイスブルーは何と美しい事よ!



 


 


 


嬉しくて一人鼻歌を口ずさみながらの撮影タイム~♪


ホントかな・・・?(笑)



 


 


 


 



 


 


 


雪解けと共に落水量が増えたと思われるこの日の庵滝。


これでシーズン見納めとなったのでしょうか。



 


 


 


 



 


 


 


 さて、周りに誰も居ないとなればいつもの儀式をやらねば(笑)


右肩痛のために今回は左手を上げて・・・と(;'∀')


結構ビシッと決まったでしょ?



 


 


 


 その後軽めの昼食を摂り、憧れの庵滝を後にした。


もっとゆっくり滞在したかったけど一人ぼっちではちと寂しい。


いつもの高速下山、途中で1度コケたのはここだけの話(;^ω^)



 


 


 


 弓張峠から小田代ヶ原に戻って来るころには漸く人の気配が感じられた。


自分もまだ体力に余裕があったので、途中で小田代ヶ原を一周して赤沼へと戻って行った。


ゴールが近づいてきた途端に五十肩の痛みを思い出し辛い現実に戻される(;'∀')


尚、小田代ヶ原一周の時に撮影した画像は別の機会にUP出来ればと・・・?



 


【コース】


7:45赤沼~8:20小田代ヶ原~8:45弓張峠~外山沢~9:40庵滝


~10:50小田代ヶ原一周~12:13赤沼。


3月16日(日)晴れ、約4時間半の充実したスノーハイクとなりました。