日光市の川治温泉西側に聳える栃木百名山の南平山(なんだいらさん)を歩いて来た。


台風一過の今日27日、晴天ではあるが高所では強風も予想される事から影響の少ない山をチョイス。


川治温泉周辺の紅葉も期待して平家落人黄金伝説の山を訪ねた。


野岩鉄道会津鬼怒川線川治温泉駅の駐車場をお借りしてそこからスタート。



 


 


 


国道121号線を跨ぎ小網ダムを渡って遊歩道、そして登山口へ。


道案内には往復5時間とあるが、実際には山頂までの登りが1時間20分。


休憩を含めて往復2時間30分程であった。



 


 


 


登山道入り口付近の小さな沢を横目に急な尾根に取り付く。



 


 


 


紅葉にはまだまだ早い感じであるが、一帯はコナラ、カエデ、ミズナラなどの豊かな広葉樹林。



 


 


 


一気に高度を稼いで送電線鉄塔のある鞍部へ到着。



 


 


 


緩やかな尾根をジグザグに登る。


ここまで来ると木々の葉の色付きが僅かながら見られる様になってきた。



 


 


 


登山道は良く整備され、200m毎に山頂までの残り距離を示す道標が設置されている。


落ち葉が堆積し、踏み跡不明な箇所もあるが道迷いの不安は無いだろう。


その他、新旧数ヶ所の倒木有り(跨いだり潜ったりで通過)。



 


 


 


ミズナラやカエデに加えてブナの大木が見られる明るい広葉樹林。


紅葉のピークとなるとさぞ美しいでしょうね。



 


 


 


見頃となるのは1週間~10日後くらいでしょうか?



 


 


 


 そんな中、宝石のように輝くムラサキシキブの実が一際存在感を示す。



 


 


 


やがて見えてきた東屋。


手前右側に見えるのが巨石で積み上げたと言われる黄金塚?



 


 


 


じゃあ、これは・・・?


良く分かりません(^_^;)


 


 


 


 


いよいよ山頂間近、色付くカエデ・・・。



 


 


 


樹林の合間から見る高原山。


その他、山頂付近からは日光連山も展望できる。



 


 


 


 



 


 


 


あれ?他の山でも見た事のある「昌子岩」がこんな所にも!


いつ、誰が、何のために?・・・謎は深まるばかりなり。



 


 


 


南平山(標高1007m)山頂に設置されている黄金埋蔵伝説の説明板。


「朝日さす 夕日輝く このおかに 漆千杯 黄金千杯」


伝説の信憑性は兎も角、ロマンを抱かせます。



 


 


 


三等三角点と並ぶ風化した道祖神?



 


 


 


山頂付近尾根筋の紅葉。



 


 


 


 


 


 


 


 


誰もいないので一通りの儀式をやって・・・と(笑)



 


 


 


その後、昼飯を食べて飛ぶように下山。


途中で2組のパーティ&単独男性(キノコ採り?)とすれ違う。


多分鹿などのヌタ場だと思うが、ハート型に見える水溜りに胸キュン。



 


 


 


深い緑色に輝く鬼怒川の流れが見えて来ると、そこは登山口。



 


紅葉には少し早かったが、樹林帯であった事が幸いして強風を受けずに気持ち良く歩けた。


春5月に歩いた近くの葛老山にも雰囲気が似ている。


ガイドブックでは、積雪期を除く落葉期と新緑、紅葉時期がおススメだそうです。