9月28日(土)に憧れの平ヶ岳(日本百名山)を登って来ました。


新潟県と群馬県との境界上にある標高2,141mの山で、新潟県魚沼市と群馬県水上町にまたがる。


その名のごとく山頂一帯は平坦で広大な草原が広がる山上の楽園。


但し、その楽園に辿りつくまでは長く厳しい道程を経て行かねばならない。


噂によると地獄と天国を1度に見られる山とも言われているとか?


(往復24km、累計標高差1786m、CT11時間~12時間)


【コース】鷹ノ巣登山口~台倉山~池ノ岳(姫ノ池)~平ヶ岳~玉子石~姫ノ池~鷹ノ巣登山口。


総行動時間は11時間05分(休憩含む)となりました。



 


 


 


 自宅から鷹ノ巣登山口までは福島県桧枝岐村経由で約120km、3時間。


今回は久し振りのロングコースとなる為に前夜10時に登山口に入っての車中泊。


夜中の樹海ラインを走るのはちょっと寂しい。


翌朝4時には起きたが、まだ真っ暗な為に簡単な朝食を摂りながら夜明けを待つ。


5時ごろになると、ヘッデンを点けた登山者が次から次へとスタートを始めた。


自分も身支度を整えて5時15分に出発したが、日没までに戻って来るにはこの時間がぎりぎりか?


辺りはまだ薄暗い。


ヘッデンを点灯していたのは歩き始めてから10分くらいの間。


林道から本格的な登山口に取り付く辺りから白み始めた薄明かりを頼りに歩き出す。



 


 


 


直ぐに急登、気の抜けないやせ尾根となる。


いつもは参考CTよりも早くガンガン攻める方だが、今日は長丁場となるので体力温存を意識してスローペース。


後から来た登山者7~8人にあっさりと追い抜かれる。


限られた者だけが登る平ヶ岳だけあって、流石に皆さん私を上回る健脚者揃い。


短距離走型の自分にとっては覚悟の一日となりそうだ。



 


 


 


 厳しい登りの途中、この後何度も登場する燧ヶ岳の眺めが励みとなる。



 


 


 


朝日を浴びて眩い峰々。


時間が経過すると共に気温が上がり早くも汗だく、ロングT1枚となる。


熱中症、足の痙攣予防にも水分補給が重要となりそう。



 


 


 


 やせ尾根はそれほど危険と感じないが、強風、雨天時は要注意でしょうか。


それに両側が切れ落ちているので、足元を確認しながら慎重に通過するのが良い。


滑り落ちれば奈落の底へ。


下山時は高度感も加わり少し怖いかも・・・。



 


 


 


 この後にロープが垂れ下がった急な岩場、ザレ場などの難所が連続する。


半分意識が飛んだ状態(冗談)で登っていたので写真は無し。



 


 


 


 ほぼCT通りに下台倉山(1604m)に到着した。


ここまでやっと全行程の3分の1・・・(^_^;)


通過点のような山頂だが、傾斜の厳しいやせ尾根を無事に登り終えた安堵感で小休止。



 


 


 


 ここから暫くは燧ヶ岳などの展望を楽しみながらの爽快な尾根歩き。


と思いきや、斜面のトラバースなどがあって結構侮れない。



 


 


 


それでも快晴微風の快適な登山日和に気分がハイとなる。



 


 


 


 燧ヶ岳の奥に日光白根山なども確認。


高度を増すごとに微妙に変化する景色の違いも面白い。



 


 


 


 多少のアップダウンを繰り返すと間もなく三角点が設置された台倉山(1695m)へ。


山名板は帰りに撮影しました。



 


 


 


一旦樹林帯の中を進んで台倉清水・・・ここの水場は未確認。



 


 


 


 そして白沢清水(平ヶ岳まで3.2kmの地点)・・・・



 


 


 


 水が湧き出ているのは確認できるが、流れが無いので濁っている様に見える。


それでも一口含んでみたが、やっぱり口の中が泥臭い・・・(^_^;)



 


 


 


その後樹林帯を抜けると次第に急斜面となり、草原状の尾根が池ノ岳まで続く事となる。



 


 


 


 空はどこまでも青く・・・一見快適そうに思えるが、この辺りがコース上で最も踏ん張りどころ。


そして多くのハイカーが地獄を見ると言われる長い登りでもある。



 


 


 


余りのきつさに自分も地獄へと落ちる寸前・・・予想外の体力消耗だ。 


 「これを登り切れば夢の楽園が待っているんだ」


そう自分に言い聞かせて1歩1歩着実に歩を進めてはみるが、思うように足が動かない。



 


 


 


途中からは至仏山や上州武尊山など、素晴らしい眺望にも励まされた。



 


 


 


 そしていよいよ間近に迫る池ノ岳~平ヶ岳に至るたおやかな稜線。



 


 


 


こうなったら地獄から天国へと這い蹲っても行ってやるぜ~!


と、自分を奮い立たせるように心の中で叫んでみた。



 


 


 


ただ、前進あるのみ・・・。 



 


 


 


 平ヶ岳山頂部が目の高さとなり、何とか登りきったところで一息入れるε-(;-ω-`A) フゥ…



 


 


 


 傾斜が緩やかになって潅木帯の木道を抜けると・・・



 


 


 


それは突然にやって来た。 


 眼前の視界が開け、楽園の一角である姫ノ池(池ノ岳)に到着。


地獄から天国へとつながる美しい光景、そして歓喜の瞬間。



 


 


 


今までこの山に憧れてはいたが、決して挑もうとはしなかった軟弱ハイカーの自分。


それを考えるとよくぞ頑張れたものである・・・などと思いながら一人感慨に耽るのであった。


 時刻は10時15分、登山口からちょうど5時間を要した事になる。


今日に関しては登山者の中で最も遅いペースでなかろうか?



 


 


 


そんな喜びの中、素晴らしい景色に見惚れてアングルを変えながら写真を撮っていると・・・ 



 


 


 


突然見知らぬ女性に声を掛けられる。



 


 


 


「記念写真を撮ってもらえませんか?」 


中ノ岐コース(宮様コース)を登って来た昔の山ガールな方々でした。


ご要望に応えて2カット、ハイチーズ(^^)


尚、中ノ岐コースを利用するには銀山平の民宿に宿泊する事が条件となります(バスの送迎あり)。



 


何はともあれ、まずは山頂目指して広大な楽園散歩のスタートです。


平ヶ岳~山頂から玉子石編に続く。