50年以上も前の記憶ですが、特に印象に残っている出来事は断片的に覚えている事があります。


近所のハス田を散歩中にふとそんな事を考え、忘れかけていた遠い記憶が蘇ってきました。



 


 


 


これは母から聞いた話なのですが、私が赤ん坊の頃によく夜泣きをして困っていたとの事でした。 


そんな時に母は私を背負い夜中でも散歩に出かけ、必ず泣き止むポイントで立ち止まったそうです。


それはこのハス田の脇を流れる小さな川の傍でした。



 


私はチョロチョロと流れる水音が心地よくて、それまで泣き叫んでいたのが嘘の様に静かになりました。 


今でも雨音は妖精が奏でる楽しいメロディに聴こえる事があります。


50数年前の遠い記憶・・・いや、それ以前のまだ細胞の一部だった頃の記憶なのか?


私の脳裏には母に背負われてあの場所まで連れて行ってもらうシーンが今でも浮かんできます。


嘘のようですが、決して話を盛ったりしていません。