自分で言うのも変であるが、この日の私は実に不可解な行動をした。


昨日からの雨が朝方まで残る生憎の空模様。


日曜日は午前中に来客があるので山へ行くなら土曜日(8日)と決めてはいた。


明確に行き先を決めずに5時過ぎに起床、慌しく準備をして6時前に家を出発。


候補はミネザクラ咲く那須岳としていたが、天候回復が遅れると判断してハンドルを西方向へ取る。


次なる候補は久しぶりの男体山・・・そう考えながらいろは坂を通り過ぎたが相変わらず天気がはっきりしない。


真っ白なズミの花咲く戦場ヶ原を横目に金精トンネルを越えて更に西へと向かった。


その後係員に誘導されて辿り着いたのは尾瀬の玄関口である群馬県片品村の戸倉第3駐車場。


そこから乗り合いバスで鳩待峠に・・・。(駐車料金1000円、バス乗車券片道900円)


【尾瀬国立公園】


長い間日光国立公園の一部だった尾瀬ヶ原や尾瀬沼が、2007年8月に分離・独立。



 


 


 私が鳩待峠に降り立つのは今回で3度目である。


最初は2004年10月にヘレンと2人初めての尾瀬ヶ原散策。


2度目は2007年8月、単独で奥白根山に登った翌日に至仏山~尾瀬ヶ原周遊。


その後は尾瀬といえば福島県桧枝岐村の御池からの入山となっていた。



 


 


 


 この日は雨で濡れた木道が滑りやすくなっていて大変危険な状態。


途中で転んだ高齢の女性が足を骨折したらしく動けなくなっているのを目撃した。


私の後方を歩いていた男性も思い切り尻餅をついていた。



 


 


 


 さて、鳩待峠~山ノ鼻間の遊歩道は団体さんを含めて大勢のハイカーが入山した為に大渋滞が発生。


ムラサキヤシオやその他、綺麗な花々が咲いていたのだが立ち止まって撮影する余裕はない。


よって、歩きながらの撮影を余儀なくされたので見苦しい点もあると思いますがご容赦ください。



 


 


 


混んでいた割には順調に辿り着いた山ノ鼻。


 周辺ではミネザクラが見ごろとなっていた。



 


 


 


 湿原には早速ミズバショウの大群生、久しぶりの尾瀬ヶ原散策に気分が高揚。


古いフレーズであるが、これこそがルンルン気分と言うのだろう(笑)



 


 


 


 歩きながら後方を振り返って残雪の至仏山。


6月30日までは植生保護のために入山禁止期間となっているそうです。



 


 


 


 上田代は逆さ燧で知られる撮影スポットであるが、今日の燧ヶ岳はご機嫌斜め?


おまけに風があって池塘の水面も波立っている。



 


 


 


 曇天であっても辛うじて全容を現している至仏山が救いだ。



 


 


 


 



 


 


 


 9年前に最初に訪れた時は、ヘレンの体力を考えて牛首分岐まで来て戻った。



 


 


 


 今回は単独なので自由気ままにコースを設定して歩く予定。


まずは分岐を左へヨッピ吊り橋を目指し、出来れば見晴経由で竜宮へと考えていた。



 


 


 


 どこから見てもたおやかな山容の至仏山は尾瀬の風景とマッチングして絵になります。



 


 


 


 



 


 


 


 燧ヶ岳は益々分厚い雲に覆われて・・・。



 


 


 


 さて、周囲に人が少なくなってきたところで漸く花撮りオヤジの本領発揮。


ミツガシワ、他にはタテヤマリンドウなどがちらほらと。



 


 


 


 



 


 


 


 ダケカンバなどの新緑も実に清々しいですね。



 


 


 


 そんなこんなで順調にヨッピ吊り橋に到着。


ここでベンチに腰掛けて小休止しながらこれからの予定を一人作戦会議。



 


 


 


 空を見る限り天候の不安があったので、見晴行きを諦めて竜宮十字路方面にショートカット。


比較的静かなコースを歩く。



 


 


 


 湿原には開花間もないヒメシャクナゲ(花期6月上旬~7月上旬)の淡いピンクが可愛らしい。



 


 


 


 ・・・とその時、一瞬ではあったが雲の切れ間から燧ヶ岳が全容を現す。


竜宮小屋も間近に見えて来ました。



 


 


 


 休憩するハイカーで賑わう竜宮十字路ベンチ前。



 


 


 


 同じく竜宮小屋。



 


 


 


 竜宮十字路に戻り空いているベンチに座ってランチタイム。



 


 


 


 その前に長沢新道入り口の撮影スポットまで行き風景写真を撮る。


リュウキンカ、ミズバショウが見ごろ。



 


 


 


 



 


 


 


 



 


 


 


 可憐に咲き始めたチングルマは初夏のイメージですね。



 


 


 


 



 


 


 


 ミズバショウと残雪の至仏山、ここは尾瀬ヶ原定番の撮影スポットで本日の目的でもありました。


欲を言えば、青空だったら文句なしと・・・。



 


 


 


 



 


 


 


 撮影に夢中になっている間に雲行きが怪しくなってきました。



 


 


 


カメラを仕舞って急いで山ノ鼻へ戻ります。



 


 


 


 山ノ鼻~鳩待峠間は相変わらず渋滞中であるが、どうにかこうにか花の撮影には支障がなかった。


ミヤマエンレイソウ。



 


 


 


 サンカヨウ。



 


 


 


 シラネアオイ。


花が閉じているのが残念。



 


 


 


 色鮮やかなムラサキヤシオ。



 


 


 


 下山すると晴れるの法則に従い、鳩待峠が近づいた頃に青空が覗いてきた。



 


 


 


爽やかな初夏の空に向かってゴール!



 


6月8日(土) 曇り


鳩待峠~山ノ鼻~牛首分岐~ヨッピ吊り橋~竜宮十字路~竜宮小屋~山ノ鼻~鳩待峠


(CTは記録なし)


コース略図はこちらのサイトを参照ください。


 


アクセスは自宅から距離にして約100数km、車で2時間半以上(金精トンネル経由群馬県片品村戸倉Pまで)。


 因みに福島県側の桧枝岐村御池までは約115km、3時間を要します。


どちらにしても遥かな尾瀬には変わりはないですね。


 それにしてもハイシーズンの尾瀬ヶ原は想像を絶する大勢の観光客で大混雑。


特に尾瀬入山者の5割が鳩待峠からと言われている中、静かな尾瀬を堪能するならば別ルートが無難でしょう。