積雪期の八方ヶ原牧場はスノーシューのコースとして利用できる人気のエリア。


そこにはいくつもの丘や谷が連なり縦横無尽に歩き回れるという楽しみがある。


傾斜も緩やかで眺望が良くスノーシュー遊びには打ってつけの雪原だ。


牧場内には「タンネの森」と呼ばれている北欧の森を彷彿とさせる場所があると言う。


今日はその語感の良い響きに誘われてタンネの森を目指してみよう。



 


 


 


遊歩道を外れ適当なところから柵を越えて牧場内に進入。


意外にもトレースは見当たらない。


見渡せば、そこには異国情緒の溢れる雄大な風景が広がっている。



 


 


 


 遠く男鹿山塊~那須連山の眺望。


ぼんやりと霞む景色は春らしい柔らかさと温もりを感じる。



 


 


 


最初の丘を下って行くと向かう先にひとつの小さな人影あり。



 


 


 


その人が残したであろうトレースを有り難く追って行く。


下の写真はトレースを振り返り丘を見上げたところ。



 


 


 


そして間もなくモミの木が密集するポイントへとたどり着く。


この辺りが噂のタンネ(ドイツ語でモミの木の意)の森であろうか?



 


 


 


なんとも雰囲気の良い壮大な景観である。



 


 


 


暫し美しい景色に見惚れていると、先行者は遥か先へと行ってしまった。 



 


 


 


歩いて来た道を振り返っているうちに人影は完全に消えた。 



 


 


 


何度も何度も立ち止まり、その素晴らしい風景に酔いしれ溜息をついた。



 


 


 


 



 


 


 


さて、トレースを追ってもう少し先を目指してみよう。 


この先には何があるのだろう?そんな期待感を抱かせる魅力的な景色が広がる。



 


 


 


やがて先行者の姿を再度視野に捉える。 



 


 


 


その先には以前から心の中に刻み込まれていた風景が待っていた。


1本のダケカンバが印象的な丘は、いつか夢で見た記憶の中の絵とまるでそっくりだ。



 


 


 


そして先行していたトレースの主もここで判明。


この岳樺を牧場の貴婦人と名づけた本人で、高原山の全てを知り尽くした偉大なる大先輩であった。



 


たった一つのトレースを調子よく利用させて頂き有難うございました。