前回のブログ記事で梅雨明けも近いかな?と書いた途端に関東地方の梅雨明け宣言があった。


各地では真夏日となり猛暑の週末となったようです。


朝から夏の日差しが降り注ぐ中、涼を求めて塩原の大沼~ヨシ沼を散策して来た。



 


 


 


大沼はモリアオガエルの生息地としても知られ、周辺は「森林浴の森日本百選」のひとつにも選ばれている。


原生林に囲まれた静かで美しい森は、涼を求めて歩くには適している場所である。


ただ、余りにも静か過ぎるのが気になる。


単独行の時は特に辺りの気配に五感を研ぎ澄まして歩く。



 


 


 


遊歩道沿いの林の中に沢山見られたバイケイソウ。



 


 


 


大沼から望む新湯富士(1184m)は高原山の中腹にあり、丸い形の美しい山容を持つ。


私は2004年5月に登っている。



 


 


 


湿原には咲き始めたエゾミソハギの群落が彩を添えている。



 


 


 


 



 


 


 


地味ではあるが、誰も居ない静かな花園を独り占め。


まあ、のんびりと撮影でもしよう。



 


 


 


 



 


 


 


 



 


 


 


 



 


 


 


大沼をゆっくり周回して駐車場に戻るとようやく数人のハイカーを見かけた。


次は大沼から数十分、更に人の少ない穴場的場所のヨシ沼に向かった。


ハッチョウトンボの生息地として知られる小さな沼で、広い湿原を周回できる木道も整備されている。


 


 


 


 


 



 


 


 


湿原には多くの湿性植物が見られ、特にミツガシワ(4~5月)やワタスゲ(6月)の群落が美しいと紹介されている。


こちらは咲き残りのトキソウ。



 


 


 


名残のワタスゲの果穂が風に揺れる。



 


 


 


まるで自分の残り少ない頭髪のようで他人とは思えない姿が・・・。


見てると涙が出てきそう(笑)



 


 


 


こちらはそこかしこに多く咲いていたヤマオダマキ。



 


 


 


 



 


 


 


 



 


 


 


 



 


 


 


一時は殆ど見られなくなったハッチョウトンボも、最近は個体数が増えて見かけることが多くなったそうだ。


体長は僅か2cmにも満たない日本最小のトンボ。


残念ながら今回は見つける事ができなかった。


その代わり多くのアキアカネが高原の爽やかな空を優雅に舞っていた。



 


時には羽を休めて・・・。