今日は平日ですが、免許証の更新その他の所用があって有給休暇を取得。


合間を縫って写真撮影散歩にでも出掛けようと目論んでいた。


ところが昨晩からの雨で朝はどんより曇り空。


諦めかけていたころ少しばかり日差しが出てきた。


自分にはこの時期にどうしても行かねばならぬ場所があった。


知る人ぞ知る那須町伊王野のミツマタ群生地である。


昨年も訪れブログUpしたがどうも納得がいかなかった。


写真の出来そのものもそうであるが、その場所が有名な群生地とは違うでのはないかと言う疑問があった。


私が撮影した場所は他の方のブログや写真と比べると明らかにスケールが小さい。


恐らく間違った原因は群生地入り口への林道を入ったところに停まっていた1台の車。


その近くの林の中には三脚を構えたカメラマンもいたので間違いないと早合点したのである。


しかし、新聞等に掲載された写真とは雰囲気が少し違うような気がしていた。


情報は「伊王野、県道那須大子線、棚橋バス停を左折して林道へ」


・・・これだけでした。


現地に行っても案内等は一切皆無で、あとは五感を研ぎ澄まして場所を探るしかない。


昨年と同じ駐車スペースに車を置いて、そのまま林道を奥へと歩き続けた。


そこから2kmほど進んだところでしょうか?


ロープが張られた、いやポールだったかな?舗装路終点らしき場所に辿り着いた。


するとラッキーな事に車が1台停まり、数人のハイカーらしき人たちが降りてきた。


この先に群生地があるに間違いない!・・・そう確信した。


付かず離れず彼らの後を追っていくと突然林の中に姿を消した。


※画像右側、林道から林の中に入る踏み跡あり。



 


 


 


そして杉林の中に入って間もなく・・・、見えて来ました谷間を埋め尽くすミツマタの大群生!



 


 


 


黄金色の海、黄金色の河、黄金の絨毯・・・どう形容すれば良いのか?


何はともあれ、これぞ本物の黄金色の海である。 



 


 


 


先に来ていた皆さんに頼まれ記念写真を撮った後、奥まで続くミツマタの海を行ける所まで泳いでいった。


樹高は軽く2mを超えトンネルの中を潜るように先へと進んだ。


足元は昨晩の雨で泥濘でいる。



 


 


 


時折林の中に日が差し込み黄金色の輝きが一層増してくる。



 


 


 


その瞬間を逃すまいとシャッターを切る!



 


 


 


輝きを増すミツマタの森は見応え十分、まるで別天地へと誘う黄金色の道。



 


 


 


 



 


 


 


ミツマタは枝が必ず3つに分かれるのがその名の由来で皮は和紙の原料になるそうだ。


今年は春先の気温が低く開花が遅れ、まだまだこれから先も十分楽しめそう。


写真の出来は相変わらずだったが、本物の群生地に辿り着いた安堵と満足感で気分爽快。



 


 


 


 帰り道は沢沿いに咲く小さな花々を撮影しながらのんびり散策。


ネコノメソウの群落。



 


 


 


沢の対岸にはニリンソウの群落。


対岸には無事に渡れたが・・・



 


 


 


戻る際に足が滑って水の中にドボン!


ミツマタの森で泥だらけになっていたのでもうどうでも良かったっす(^^ゞ



 


 


 


めげずに花撮りの旅は続く・・・。 


お馴染みキクザキイチゲ。



 


 


 


もうヤマツツジも咲き出しているのね♪



 


 


 


タチツボスミレ?興味が無いので品種は不明!



 


他にもカタクリやショウジョウバカマ、山の中には山桜も咲き出していた。


芽吹き始めた新緑も眩い♪ 


歩いて花を見て泥だらけになって、そして川に落ちたり・・・童心に返っての楽しい一時でした。