或る休日の午後夕暮れ前、散歩の途中で何かに吸い寄せられるように林の中に迷い込んだ。


気付くと小高い丘の頂上を目指し無心に登る自分がいる。


辿り着いたその先にはいつもの見慣れた高原山の姿があった。



 


 


 


いや待てよ・・・。


 


 


 


やがて違和感のある不自然な光景が眼前に飛び込む!


これは一体?



 


 


 


良く見るとそれは瓦礫の山だった。


そう、今回の大地震で損壊した石塀や屋根瓦などの残骸置き場。


こんな所に持ち込んでいたとは・・・。


見てはいけないものを見てしまったような罪悪感に襲われた。



 


栃木県の被害状況(3月24日現在、県の調査)


3月11日に発生した東北関東大地震は、本県でも震度6強を記録し大きな被害をもたらした。


●死者 4名


●負傷者 126名


●全壊住宅 120棟(矢板市40数棟)


●半壊住宅 1,024棟


●一部損壊住宅 28,817棟


●農作物被害総額 約15億7千万円


●農地、農業用施設被害 約41億7千万円


●森林関係被害 約19億4千万円


●公共土木被害 県管理施設 約17億4千万円


           市町管理施設 約22億9千万円


 


身近に起きたこの災害を忘れえぬ事実として記録に留めておこう。 


 ※今回のコメントは遠慮致します。