安戸山は昭和天皇が摂政宮殿下当初、大正12年にお登りなられた事で知られる名山。
栃木百名山としても知られるが、どちらかと言えばマイナーで訪れる人は少ない。
そんな中、地域活性化を目的に昨年より山開きが開催される事になった。
以前より興味があった山だが、単独では不安なので大勢で歩く山開き参加を決めた。
集合場所は塩原温泉郷への玄関口である那須塩原市道の駅「湯の香しおばら」。
受付では案内図と豚汁引換券、那須塩原市の沢水を利用した飲料水が配られた。
6時半の開山式開始まで時間を待っていると一人の男性が声を掛けてきた。
烏山から参加のその方は、早朝から半袖姿で気合の入る私が目に入り声を掛けてきたらしい。
日差しも強く気温が上昇してきたので、会場到着後直ぐに上着を脱いでいました。
その男性と会津の山開きの話などをしていると間もなく開山式が始まった。
参加者はざっと数えて100名くらいでしょうか?
滞りなく開山式は進行した。
7時00分、登山開始。
所要時間は道の駅~山頂まで2時間30分、総行動時間4時間~5時間の行程。
私は先頭グループからやや遅れてスタートした。
八幡神社から左折し山道に入ります。
山開きと言う事もあり、分岐には案内標識が設置され迷う事は無い。
暫くは林道の様な歩きやすい道をだらだらと登る。
山中にはこの様な道が幾つも通っているので、案内が無ければ迷ってしまう所だ。
周辺には数種類の小さな花々が咲いているが巧く撮影出来ない。
山麓から中腹にかけてはヤマツツジが見頃。
安戸山林道に差し掛かると途中で形の良い株を見つけた。
林の中や沢沿いにはヤマブキソウの群生が見事。
途中から林道を左に折れ、本格的な登山道に入る。
この辺りから紫色のトウゴクミツバツツジが現れる。
だらだらとした林道歩きで退屈していたが漸く登山らしくなってきた。
自分好みの実に気持ちの良い山道である。
長くなってしまったので後編に続く。
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