予定では『西明寺から高館山』というタイトルの筈でした。


そう、あんなハプニングさえ無ければ・・・。


 


 


先に立ち寄った芳賀富士からの続きです。


カーナビの案内で慣れない土地でも迷うことなく通過。


焼き物で有名な町並みを通り、室町文化を今に伝える益子町の西明寺へ。


しかし、順調だったのもここまで。


オヤジの頭の中のナビは狂ってしまったのでしょうか?


 西明寺の下にある駐車場に車を止め歩き出す。


ここで最初のハプニング。


何を勘違いしたのか車道を反対に歩いてしまい、間違いに気付いたのが10分後。


気を取り直して今度こそ西明寺へ。


 


 


それでは順を追って歩いていきましょう。


境内に入ると満開の紅梅と楠の巨木がお出迎え。



 


 


 


笑顔でいられるのもあと僅か。



 


 


 


楼門、本堂へと続く石段を登る。



 


 


 


西明寺楼門 室町時代建立



 


 


 


西明寺三重塔 天文7年(1538年)建立 


和様、折衷、唐様の三様式三間三層造り


関東甲信越四大古塔のひとつとして有名



 


 


 


白い梅の似合う閻魔堂



 


 


 


 


 


 


西明寺のこうやまき



この高野槙は樹高30m、周囲5.4m、枝張12m


北関東では珍しい巨木


 


 


 


西明寺本堂 室町時代建立



 ここまでは何とか順調でした。


さあ、後は案内通りこの先を進み高館山の山頂を目指すだけ。


・・・だったのですが。


 


「距離も短いのでどうせなら山の右側から周遊しながら山頂を目指そう。」


ここからナビが狂い始めました。 


 


 


 


石段右横の山道を進むと、いつの間にか道無き道となった。



藪漕ぎしながら進んだが、これ以上無理と判断し戻ろうと思った。


急ぎ足で戻る途中でした。


木の根っこに躓き転倒!


その時左足のスニーカーが脱げた!!


直ぐに立ち上がり靴を探したが何処にもない?


地を這い目を皿のようにして、必死で探し回ったが見つからない!


左面は崖になっていて、下の沢まで落ちてしまったのだろうか?


10m以上もある急な崖なので降りようが無い。


これでは高館山どころか何処にも行けない。


とにかく急いで駐車場まで戻ろう!


左足の靴下は真っ黒だ!


そして西明寺境内に戻った時でした。


前方から参拝客らしき熟女二人が向かって来る。


こんな格好を見られたら恥ずかしい。


咄嗟にあの楠の後ろに回った。


そして、さり気なくその辺の風景写真を撮っているフリをした。


何を撮っていたのか自分でも分からない。


家に帰って見てびっくり!


こんな物を無意識に撮っていた。



・・・


 


その場は何とか切り抜け、後は駐車場までの道を下るだけ。


その時数人の観光客の姿。


ピンチである!


そこで咄嗟に出た行動は、駆け足!


足を早く動かせば片方に靴が無いのは分かるまい。


・・・


って、絶対ばれてるだろう!


視線が痛い!!


お願い、見ないで~!!!


 羞恥心いっぱいの私は急いで車に乗り、逃げるようにその場を去った。


時刻はお昼近い。


このまま何処にも寄らず家に帰るしかない。


来る途中に目をつけたラーメン屋も素通りだ。


 『母さん、僕のあの黒いスニーカー、どこに消えたの?』


涙を浮かべ家路についた僕でした。


 


 


 


途中、宇都宮市と高根沢町の間の鬼怒川沿いから見える日光連山がやけに美しかった。


写真を撮る為に停車。



 


 


 


車を降りて気付いた。


 『ヤバイ、俺って片方靴が無いんだった!』



これはやらせネタではありません。


足裏の汚れが分かるでしょうか?


本当にあった、前代未聞のハプニングでした。


 


 教訓、遊びには予備の靴も持参しよう!