明治7年の開校以来、134年の長きに渡り伝統を築き上げ、共に歩んできた我が母校が今月で閉校となる。
私は昭和39年、東京オリンピックの時の入学だ。
このたび閉校に向け、記念誌『旅立ちの日に』が発行され、ページを捲りながら思い出に耽っている。
私たちの住む地域は少子化による児童数減少で、4校ある小学校が一つに統合される。
残念であるが時代の流れで仕方の無いことである。
現在の校舎は建て直されて当時のものでは無いが、思い出の学び舎に足を運んだ。
当時から残る桜の大木やトーテムポール。
学校を周ってこんなことを思い出した。
昭和39年4月の入学式。
教室で皆で歌った『むすんでひらいて』♪
他のクラスメートは無邪気に歌いながら、手を開いたり結んだりのお遊戯。
その時私はどちらかの手に怪我をしていて包帯を巻いていた。
その手をポケットに入れたまま、一人冷めた感じで口だけを動かしていた。
桜が咲いたらまた訪れてみよう。
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