山歩きをする前にウォーキング目的で、県内のあちこちを歩いていました。



地元のある場所を歩いていた時に、『矢板市の野仏10選』というのを目にした。



何となく興味を持ち全ての野仏を探そうとしたが、把握出来たのは半分くらい。



その中でも特にお気に入りの野仏があったのがこのコース。



矢板市北西部に位置する八方ヶ原への玄関口である平野地区。



そこから寺山観音寺への参道には多くの野仏や遺跡が残る。



昔は荷物などの運搬に馬や牛が使用されていた事から、残っている野仏も馬頭観音のようなものが多い。







平野地区にある馬頭尊碑群←クリック









この先で車を止め、寺山観音寺までの参道を歩いて行きます。



道中全ての野仏を紹介するのは大変なので主なものだけ。









途中には秘湯寺山鉱泉への入り口もあります。



最初は静かな山林沿いの参道を緩やかに登って行く。



今は咲いていませんがヤマユリの保護地もあるようです。









車で行けば簡単ですが、路傍に佇む野仏や遺跡を見ながらのんびり歩きます。



ここは高原山の麓でクマの目撃もあり要注意です。







参道沿いの山林の中にある豊年塚←クリック









そして、私の一番のお気に入り。



大石地蔵←クリック



地元の方々でしょうか?



今でも辺りは良く手入れされ、お供え物や花が飾られています。









医学や科学の発達していない当時、人々の祈りや願いが込められています。



その昔から村を見守り続けるお地蔵さんの、慈愛に溢れた優しい顔立ちには癒しを感じる。



合掌!





この大石地蔵を見てから、『矢板市の野仏10選』を本気で探してみようと思ったのです。







参道の後半になると、少し展望が開けてきました。



眼前に高原山、真下には寺山鉱泉の建物。









そして、杉に囲まれた静かな参道。



いよいよ寺山観音寺も間近。









寺山観音寺本殿に到着。



国、県指定の重要文化財となっている建物や観音像が多数。



歴史あるお寺です。









奈良時代の神亀元年(724年)頃、寺山観音の前身である法楽寺が高原山の剣ヶ峰近くに建立された。



その後平安時代の大同元年(806年)に、徳一上人が現在地に移し観音堂を建立した。



来春にその寺跡を探しに行くのも面白いかも。







境内にある樹齢350年と言われるイチョウの大樹。



その先にあるのは風神、雷神の収まる仁王門。



どちらも県重要文化財に指定されている。







寺山観音寺への参道は、他にも長井地区からと立足地区からがある。



今回の平野地区からを含め全ての参道を歩いたが、もう1度ブログのためにレポをします。



次回はいつになるか未定ですが、興味深い野仏も残っています。







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