7月27日(日)、私と山仲間3名は飯豊連峰縦走を目指し青春18切符を握り旅立ちました。
計画では・・・
1日目、JR磐越西線野沢駅~タクシー~弥平四郎集落~登山口~祓川山荘泊
2日目、祓川山荘~疣岩山~三国岳~飯豊山~御西小屋泊
3日目、御西小屋~大日岳~烏帽子岳~北俣岳~門内小屋泊
4日目、門内小屋~梶川峰~飯豊山荘~小国~帰宅
と言う予定でした。
初日、弥平四郎集落から登山口までの林道は、余りの暑さで日影を求めながら歩く事となりました。
「明日からも熱中症に気をつけよう」、そんな会話をしながら飯豊連峰縦走への思いを馳せていた。
暫くすると遠くから雷鳴が聞こえてきた。
4時50分、ブナ林に囲まれひっそりと佇む祓川山荘到着。
2階建てでトイレや炊事場もある無人の山荘です。
どうやら今夜は貸切となりました。
明日に備え休息していると外は激しい雷雨となっていた。
夜中には雨も止み、静かになっています。
明日からの快晴を疑わず眠りにつきました。
翌朝3時に起床、朝食を済ませ身支度をしていると突然の雷鳴。
始めはさほど心配はしていませんでした。
ところが、あっと言う間に外は豪雨!
湧き水を引いた炊事場の水も勢い良く流れ出ています!
とても外に出る気にはなりません。
小降りになるまで待つことにしました。
いつまで待っても雨は止まず、時間は無駄に過ぎていきます。
午前9時を過ぎた頃、男女5~6名のパーティが山荘に入って来た。
その中の一人のご婦人が、『せっかく長崎から来たので、死にたくは無いけど死んでも飯豊に登りたい』
と言い残し、豪雨の中を出発して行きました。
九州の女子は強か~~!(・・・て言うか無謀?)
私たちはまだ躊躇しています。
気付いたら10時を過ぎてしまいました。
この時点で最初の予定は崩れました。
やや小降りになったところで、2日目はここから4時間の三国山荘までを目指し出発する事に決めました。
雨の中の重荷は辛いです!
疣岩山を目指し1時間半ほど歩いた辺りで激しい雨に打たれ足を止める。
とても前に進めそうにありません。
決断の時が来ました。
このまま稜線に出て三国小屋を目指すか・・・?
祓川山荘に引き返しもう1泊した後翌日出直すか・・・!
私たちは三者三様、後々の予定もあってこれ以上引き伸ばすことは出来ません。
危険を承知で強行する事も出来ないので、今回は残念ながら撤退を決意しました。
山は逃げません。
次の機会に、憧れの稜線に足跡を残して来たいと思います。
登山道は滑りやすくなっています。
最後まで気を緩めず下山しましょう。
残念ながら稜線に出られず、お花畑は見ることが出来ませんでした。
激しい雨に叩きつけられながらも、帰ると決めたら足は速いです。
再び林道に出て弥平四郎集落を目指します。
集落に着くと町営バスに乗ることが出来ました。
山を諦めた後は飲み食いをして憂さ晴らしするしか有りません!
西会津町の野沢駅で電車を待つ間、駅前のラーメン屋さんに立ち寄りました。
バスの運転手さんのお薦めの店です。
喜多方ラーメンはしょう油味ベースですが、この辺りは味噌ラーメンが美味しいとの事。
地元のテレビ番組にも紹介されたという評判のお店だそうです。
まずは冷たいビールと餃子。
そして味噌バターラーメンを注文。
こってりとした濃厚な深みのある味で、質、量とも五つ星、評判通りの美味しさでした。
自分の中ではベスト3に入るラーメンです!
満腹になったところで帰りましょう。
どうやら明日からは晴れのようです・・・。
*飯豊縦走後は一ヶ月分のネタが確保出来ると目論んでいたが今回で終了(汗;)
5日以上の余裕があれば縦走計画も成功したと思いますが仕方がありません。
消化不良の私は、この夏休み中に単独で会津の山にでも行って来ます。
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