増税前に揃えたい山道具の一つにテント一式がありました。
あれこれと考え過ぎた挙句、結局は買わずに経過してしまった。
そんなある日、この3連休に巻機山避難小屋泊の計画が浮上。
予算の都合で高価な冬用は買えなかったが、取り急ぎ3シーズン用のシュラフとマットをGET!
これまでも北アや会津駒などの営業小屋泊は何度かあったけど、無人の避難小屋に泊まるのは初体験。
巻機山避難小屋は作りもしっかりしているし、バイオトイレもあるので避難小屋泊デビューには持って来い。
山行が決まってからの日数が短く準備不足は否めないが、もう、行くっきゃないでしょ!
今回の避難小屋泊は憧れのテント泊への第一歩と捉えている。

2019/11/2(土)~11/3(日)、新潟県・巻機山1泊2日。
1日目、桜坂駐車場~井戸尾根コース~ニセ巻機山~巻機山~牛ヶ岳~割引岳~避難小屋(泊)
2日目、避難小屋~ニセ巻機山~井戸尾根コース~桜坂駐車場
尚、巻機山は2016年7月20日以来3年ぶり2度目。

午前8時頃、満車状態の桜坂駐車場をスタート。
ブナやカエデ類の紅葉は4~5合目辺りまでが見頃でした。

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6合目の展望地。
ヌクビ沢と天狗岩、割引岳を望む。

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7合目を過ぎるとニセ巻機山のどっしりとした山塊が眼前に迫る。

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急登に喘ぎながらも歩いて来た尾根を振り返る。

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絶景を前に立ち止まりつつ小休止。

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8合目からは階段の道。

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9合目、ニセ巻機山から割引岳と巻機山の眺望。

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肉眼では巻機山稜線を歩く登山者がはっきり見える程の好展望。

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今日の宿泊地である巻機山避難小屋に到着。
まずは2階の好位置に場所を取り、マットとシュラフを広げる。
その後、外のベンチでランチタイム。

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水場で夕食時に使う水を補給し、軽装にて巻機山頂部散策へ。

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山頂手前の御機屋から望む越後三山(八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳)。
2016年7月に来た時は雲が多く展望が得られなかったのでリベンジを果たす。

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池塘が点在するたおやかな稜線を歩いて巻機山山頂へと向かう。

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こちらは谷川岳へと続くダイナミックな稜線。

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ん?波平ピーク・・・
いえいえ、本物の巻機山山頂でした。

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たおやかなる稜線歩きは尚も続く。

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絶景の牛ヶ岳山頂。

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雄大な越後三山を望む。

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燧ヶ岳、至仏山、その奥には日光連山や皇海山などの眺望。

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中ノ岳から兎岳~丹後山へと続く稜線も素晴らしい。
凝視すると稜線上に避難小屋らしき建造物も確認できる。

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小さな祠越しにピラミダルな割引岳。

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牛ヶ岳から巻機山への稜線。
見た目には緩やかだが、実際は結構なアップダウンが続く。

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御機屋に戻り、最後のピーク割引岳へ。

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割引岳山頂。

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遠く火打山~妙高山、更には北アルプスまでの好展望。

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いつの間にか随分日が傾いてきた。
それでも時間を気にせずにどっぷりと山に浸れるのが山小屋泊の利点である。

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その後、夕景までは少々時間があるので一旦避難小屋へ戻る。
避難小屋は足の踏み場もない程に超満員となっていました。
夕食後にまったりと横になっていたら、外に出る気力がなくなりそのまま就寝。
ただ、周りの音が気になり殆ど熟睡が出来ませんでした。

2日目は高曇りながらも好展望の1日。
朝食前に外に出て早朝の風景を楽しむ。

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それ程の寒さも感じない穏やかな朝でした。

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朝食後に荷物をまとめて名残惜しくも下山開始。

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ニセ巻機山からは冠雪した富士山も見えました。
その後は桜坂駐車場まで一気に下山。

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下山後は麓の温泉施設で汗を流し、道の駅・南魚沼にて魚沼産の新米コシヒカリ定食でのランチタイム。
国道17号線を経由して苗場~猿ヶ京温泉付近の見頃となった紅葉を楽しみながら月夜野ICまで下道ドライブ。
夕方18時前に無事帰宅。

嬉し恥ずかし?初めての避難小屋泊は反省点多くも良い経験となりました。
今シーズンはもう終了ですが、来年はどこでお泊りしようかと、あれこれ思いを巡らせているところです。